2006年2月4日


 年末年始の暴飲暴食により、1月4日から病院送りとなった。最低最悪の年初めである。
 そんなわけで、リアルタイムでお届けするはずの製作記が遅れてしまったことをお詫びしましょう。

 さて、紙に描いたデザイン、そしてヒョウドウ社の第一シーチングサンプルから始まって2ヶ月半、ペアスロープの第四撮影サンプルが完成した。もうここまでくるとほぼ100%に限りなく近い完成度のジャケットである。そしてその仕様や価格までも発表できる段階になった。
 ペアスロープと ヒョウドウプロダクツ社との究極の合作ツーリングジャケット、どうぞご覧を。




[品名] PSH-001 ・・・限定生産品

[COLOR]
 ミディアムグレー・アイボリーベージュ
[表地] 撥水・耐水・透湿性スーパープロテインテックスナイロン(※ほどほどな防水仕様)
[裏地] ポリエステルメッシュ
[ポケット] 表4箇所、内ポケット 1箇所
[プロテクション] 肩・ヒジ/ポリエチレン製発泡+柔軟カップ、セキツイ/10mm厚テンパーフォーム
[ベンチレーション] 腕・背後にファスナー開閉式
気になる価格は・・・¥38,500(本体価格¥36,667)
発売は、2006年3月10日 と決定しました。

(※予約販売はできません。)

 これは、ペアスロープ・ヒョウドウプロダクツ両社の技術、そして多大なる時間と経費をかけた純国産の逸品としてはスペシャルな価格だと思います。 ( なんといっても、ヒョウドウのパッド一式の価格は1万円近くするそうだ。)

 しかし、残念なことに、せっかく手間ひまかけて育てたわりには、生産量が少ない。これは、弊社の生産キャパの問題や、ヒョウドウ社のプロテクション素材の供給に制限がある為。そもそもほんとうに販売できるかどうかも分からなかったのだから仕方がないことでしょう。まあ、世に送り出せただけでもヨシとしようか。



 動きやすく、適度な機能性を持ったツーリングジャケットを得意とする “ペアスロープ”、
 サーキットをフィールドとして、ギンギンのレーシングノウハウを持つ “ヒョウドウ”。
 両社の利点の合わせワザがPSH-001となって完成した。1社ではできないことも、2社のノウハウならできるのである。
 それにしてもヒョウドウ社スタッフの皆さんには感謝だ。敵か味方か、どちらかといえば敵になる同業者の競合メーカーなのだが、こんな弊社の秘策に協力してもらえるほどそのフトコロは広い。きっと近い将来、弊社をおびやかすほどの素晴らしいツーリングジャケットを作るだろう。いや、そうなってもらっては困るから、どこも追いつけない“世界一のレーシングスーツ”メーカーになってほしい。
 そう切に願うばかりである。


 なお、卸し販売をしていない弊社だが、例外としてヒョウドウ社店内でもPSH-001を販売。浜松周辺の方はどうぞ来店を。少ない数なのでお早めに。。。

 では皆様、長い時間のお付き合いありがとうございました。またの機会ができたら、第二段の“究極・・・”でも作りましょう。
 ごきげんよう。
 










[ 製作物語はショートカット ]









 2006年1月末日。せっかくなので、PSH-001のパターンを利用し、同じくHYODプロテクションパッドをぶち込んだ、夏の“オールメッシュ ツーリングジャケット”を作ってみた。
 2月4日、走行テストをしようと外に出たが、東京は氷点下の朝。残念ながらやめときました(意味のないテストだし)。でもきっと、暑い夏は涼しいにちがいないでしょう。

・・・で、PSH-M002はカッコいいから、2006年4月末より販売することにしました。これもペアスロープ、浜松HYODショップだけの販売です。
※ご多聞に漏れず生産着数は少ないです。でも太っ腹のヒョウドウさんがプロテクションパッド一式を十分に供給してくれれば、少々多くは販売できるのだが、きっと無理でしょうねえ、、、あちらさんがレーシングスーツを作れなくなってしまうしねえ。。。




協力:株式会社 ヒョウドウ プロダクツ http://www.hyod-products.com/


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