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2005年10〜11月某日 |
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東京から中央高速で山梨・長野県とひた走り、南アルプスの山里で一泊し、浜松に到着。 数年前にも訪問したことはあるが、ヒョウドウ プロダクツの保有する店舗はやはり大きい。どのくらい大きいかといえば、ペアスロープの店舗売場面積のざっと20倍といったところ。「デカけりゃぁいいってもんじゃねえよなあ!」と、同行のカミさんに小さな声でささやく、大きな負け惜しみ。 |
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まだ時間が早く、オープンしていない店舗の勝手口に入ると、兵頭社長がむかえてくれる。 ・・・恐れ多くも、キンパツだ。 「クソッ、俺も金髪にしてくればよかった」と、なんの根拠もない後悔ををする。 |
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[ 両社の担当作業 ] ・・・全工程5ヶ月 |
1. デザイン | ペアスロープ | |
2. パターン(型紙作り) | ヒョウドウ プロダクツ | |
3. プロテクション | ヒョウドウ プロダクツ | |
4. シーチングサンプル | ヒョウドウ プロダクツ | |
5. プロトタイプサンプル | ペアスロープ | |
6. 販売品製作 | ペアスロープ |
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さて、気合いを入れて試作品の製作開始! |
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第1シーチング試作サンプル完成! |
2005年11月7日 |
兵頭氏にガンガンのプレッシャーをかけてから10日後、弊社店舗に試作品が届く。シーチングサンプルだ。 シーチングとは、各部の寸法のあたりをつけるためのサンプルで、本来のナイロン素材も使わず、裏地やポケット、各パーツなども省略して、見た目は生産品とはほど遠い内容である。 右の第1サンプルをご覧になって、「なんだこんなカッチョ悪いの、、、興味なくなった〜」と思われるだろうが、ニューモデルが完成するまでの行程など、こんな地味な作業の繰り返しだ。しかし、この時点での確認作業が、完成品のデキ、不デキを左右するといっても過言ではない。極めて重要なサンプルなのである。 さてこれを着てみよう・・・ん?、やはりレーシングスーツ用のプロテクションは、ソフトな生地との相性が良くない。これは当然なことで、“ヒョウドウ”のプロテクション仕様ナイロンジャケットでも、この頑丈なパッドではなくソフトパッドの装着だ。いやいや、これは厄介なジャケット作りになりそうだ。早々兵頭氏に電話をかける。 「でしょう? そう簡単なことじゃあないでしょ〜?」 「よ〜し、変更点を書いて送るから、もう1回シーチングサンプル、挑戦しよう!」 「冗談じゃないっす、こっちだって忙しいんだから!」 と心の中で思っても私に遠慮して言えず、 「了解です。」とこころよい返事。聞きしに勝る遠州一の職人魂を持つ若社長だ。(サービス表現含む) |
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(兵頭氏:理想の談) |
次は、浜松発シーチングサンプル2号完成 |
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