みなさんが思う318ブランドのイメージは、きっと、こうだろう。
>極めて不良っぽいデザイン
>金属を多用している
>日本製に固守しない
>ペアスロープより安価 etc.
しかしそのどれもが、いい意味でも、悪い意味でも期待を裏切ってしまうことになるだろう。
では、ブランド318の企画コンセプトとは何か。その考え方を述べよう。
1.) 不良をイメージさせるデザインではなく、誰にでもほんの少しある、不良心をくすぐるライディングギア。
2.) 金属等を使えば、見た目のインパクトはあるが、無用な素材は使わない。
3.) たくさん売ろうとするつもりはない。極めて少量生産の為、日本製が基本。ただし、国内で手に入らないモノは例外。
4.) 量産の苦手なペアスロープ本体の製品よりも、なお少ない生産。そして、より高価な材質も惜しみなく使う。よって、安価な製品作りではない。一流の不良心を持つ者は、安物を愛用しない(これは、秋元氏と俺の個人的な考え方)。
以上が、318ブランドのコンセプト。しかし、1.)の“不良をイメージさせるデザインではなく”には、社内でも異論がある。秋元氏が着たガンメタリックの318革ジャンは、不良のイメージしか考えられないというのだ。でも反論するなら、秋元氏は何を着ても不良イメージ、ヤツは根っからの不良だから、ノーマルではないのだから仕方ないのである。
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それでは、318にどのような製品アイテムを用意するかをご案内しよう。
1. 革ジャン
2. スプリングナイロンジャケット
3. ウインドブレーカー
4. サマーメッシュジャケット
5. グローブ
6. ブーツ
7. Tシャツ
8. その他、気が向いたら作るグッズ
以上すべてがワンデザインのみ。多くの種類は作らない(作れないが正解か)。しかも、先に述べたように極少生産。ペアスロープ本体もかなり少ない生産量だが、その量の5分の一以下と思ってもらえれば、いかに少ないかが分かろう。
そしてもうひとつ。これがいちばん伝えなければならない事だろうが、“ライディングギア”とは言うものの、機能を優先するものではない。防水やプロテクション機能を考慮すると、デザインに多くの制約があり、秋元氏も俺も本意ではない。全ては、“カッコイイなあ”が基本である。(ペアスロープ本体の製品とて、それに近い発想ではある)
さて、今月は革ジャンとブーツ、そしてできたてのロゴマークを披露しよう。そのクオリティー、、、ペアスロープ本体の上をいっているかもしれない。
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