毎年、春と秋に作っているカタログは、2005年の秋冬版もいつものように9月に出来上がる。
しかしその内容、例年とは少々構成を変えてみた。何が言いたいのか、何を知ってもらいたいのかをこのページで解説してみましょう。



 今回のカタログのメインテーマは革ジャン作り。1983年の創業以来、今までなぜそれを取り上げなかったのか不思議ですらある。カタログでは、道具、材料、そして縫製技術と追っている。

 納得がゆく最良の製品を作るには、まずは道具。しっかりと整備されたミシンは必要不可欠である。しかし、ミシンをはじめとする道具作りの職人も、今や日本に数少なく廃業の危機となっている。したがって我が工房では、ちょっとした道具作りや機械の調整も自分達で行なう。
 


 品質の良い革ジャンに欠かすことができないのは、厳選された革材料。当工房では、北米産の牛革を兵庫県姫路市で専用加工のうえ送られる。なかでも生後10ヶ月ほどのキップ牛革の風合いは素晴らしい。高価で入手困難であるために、受注生産での逸品だが。


 確かな道具と、質の良い革材料があって、ここで初めて工房職人の腕が冴える。

 スタジャンの左胸マークに注目していただきたい。ご存知ないお客さんが多く、「刺しゅうですか?」と聞かれるので、くやしいから拡大してお見せしよう。
 カッターによるカッティング、ゆっくりと一針一針縫い上げる革細工。これが夫婦坂の「わざ」です。





 さて、こうして気に入った革ジャンができあがったら外に出てみよう。
 カタログのトビラを開けると、東京の京浜運河沿いを歩く青年がいる。都会の雑踏と革ジャンもそれなりに似合うのだが、なぜか寂しそう。
 「都会を離れてみようか」 相棒のバイクで。。。



 真っ青な空と雪化粧の白馬の山々、そしてアイボリーホワイトのDML-82。
 この革ジャンのカラーは受注生産ではあるが、2005年秋の自信作。なんといってもシルエットが美しい。

DML-82のようなライト系カラーのジャケットに合う、タン色のグローブも用意。
また、せっかくのジャケットを雨による色落ちで汚さぬ為にも有効。


 革ジャンに目を奪われがちなカタログ構成だが、繊維ジャケットも、しっかりと、そして着実にラインナップしている。
 なかでもダウンコートは初お目見え。軽く、ソフトな着心地と、弊社ナンバーワンの防寒性を誇る。ダウン素材も100%天然の羽毛を使う本物志向である。また、少々の雨なら耐えられる生活防水仕様としている。
 そのほかのジャケットも細かなマイナーチェンジを施し、ゆっくりと進化。



 36ページのカタログの中では、お伝えしきれないことがまだまだあります。しかしその点は膨大な量の当ホームページが補っておりますので、時間の許すかぎりじっくりとご覧下いただければ幸いです。


※カタログは’05年11月24日現在でなくなりました。
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