2016年 冬の夫婦坂



湯けむり美人ライダー・・・?
2016年12月25日 送信

私はテレビ大好き人間である。

今朝、新聞で何気なく26日(月)のテレビ番組表を見ていたら、
「湯けむり美女ライダー伊豆半島バイク巡り!」なる番組があった。
だれだ? その美女ライダーっつうのは。と調べれば、なんのことはなく、「モンちゃん(多聞恵美)」だった。
そういえば先週に会った時、「最近、なんだか温泉にかかわる仕事が増えて、忙しいのぉ・・・」と言ってたなあ。

モンちゃんが温泉好きなのは知っていたので、昨年春に筆者の、モーターサイクリスト誌温泉連載で九州にいっしょに行き、湯船にいっしょに浸かった。そして皆様から多大なるご批判を受けた・・・あつかましいぞ、なんてオッサンだぁ! と。
その後、モンちゃんはもっと温泉知識を得たいと、温泉ソムリエ認定セミナーに行きたいからいっしょに来てほしいと言い、筆者はのこのことついて行った。それが昨年9月のセミナー会場、右写真である。(許可を得て撮影)

その会場で初めて温泉ソムリエ協会の家元、遠間さんにお会いした。それがきっかけで、8か月後のモーターサイクリスト誌、2016年6月号から、筆者温泉連載の監修を遠間さんにしていただくことになったのだ。ご縁、というものなのでしょうね。

「湯けむり美女ライダー伊豆半島バイク巡り!」は、
12月26日(月) BS日テレ 夜10時、放送・・・ぜひ。


例の大問題シーン。黒川温泉「旅館山河」にて


モンちゃんと温泉ソムリエ家元の遠間さん。モンちゃんは温泉取材の仕事が増えて、温泉ノウハウを猛勉強したと言う。すでに筆者より詳しくなっていることだろう。スッピンのモンちゃん、セミナー会場にて。



さて、モーターサイクリスト誌の連載「男の癒やし旅」の2月号は、にごり湯編の最終回「熊本県:わいた温泉郷 豊礼の宿」。
美しい青白い湯が魅力的だが、その宿の主人にも魅かれる。まあなんと言いましょうか、温泉宿の主人にしては珍しいタイプなんですな。まあ、宿事態も変わってるけど。

本格的な寒さがやってくる年末年始、どうぞ温泉記事を見て読んで、あたたまってくださいな。

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2017年のアート [ 予告編 その2 ]
2016年12月18日 送信



この木なんの木 気になる木・・・・・?

いやいや、木ではないですぞ。
これは高価なコードバン(馬革の背部)に、日本伝統の染料を施し、なおかつあの○○○で仕上げた素材。まだ日本に(世界に)1枚だけしかない試作品なのだ。

弊社がコードバンを提供し、こんな、とんでもなく手間の掛かる加工をして送り返してくれたのは、石川県で活動をしているA氏。かな~りぶっ飛んでる、感性豊かな現代アーティストである。(石川県といえば○○○はわかってしまうでしょうね)

ひょんなことから、そのぶっ飛んでるアーティスト(この表現は怒るかな)と何か製品を作ろうということになった。いや製品ではなく作品でしょうな。量産できそうもないし、コストなんかぜんぜん考えないのだから。
いずれにせよ、2017年のアートシリーズ、お楽しみに。。。
※いつできるのか未定。納期とか考えてないですから。




2017年のアート [ 予告編 その1 ]
2016年12月15日 送信

弊社のほとんどの牛革の仕入先は、姫路市にある家族経営の加工所、かれこれ30年のおつき合いだ。その若旦那が初めて本店にやって来た。そして自ら仕上げた革で作った財布を自慢気に見せる。どうだっ、と言わんばかりに。

一見、革にペンキを落とした感じ、と思うなら想像力がないだろう。ではこの加工のタイトルは?と若旦那に聞けば・・・「え~と、、、う~ん、、、」、考えてないらしい。では筆者が代わりに。
「これは宇宙、果てしない宇宙空間だ!」

若旦那に手伝ってもらい、私もアートチックな作品を作りたくなった。姫路に行って、顔料と染料との格闘、楽しいものができそうだ。2017年は。


なんとなく想像できますよね、、、宇宙空間




バイクと鉄道、2016年の〆は・・・
2016年12月10日 送信



2016年は数多くの列車を見て乗って楽しんだ年、その締めくくりは、草津温泉取材帰りのJR上越線・・・といえばピンとくる人もおられるだろう。
ちょい古の水平対向空冷2気筒の我が愛車を止めて待つ。さてどういったアングルでヤツを撮ろうか。しかし逆光だ。反対側に行けば順光になるが、上り線があって撮りづらい。場所を変えようか。いや時間がない。と試行錯誤しているとヤツの気配が、、、。



JR上越線、高崎~水上間を走る蒸気機関車は、貨物列車用に作られた「D-51」型と旅客用の「C-61」型がある。今日はC-61がやって来た。
ここは登り勾配なのだが、たった5両の軽量客車のためか、軽々と目の前を余裕で走り去った。汽笛を鳴らしながら。
いい音だ。いい匂いだ。今年の旅の締めを飾る素晴らしい勇姿だ!


逆光も悪くはないけど残念ながらケムリが少ない・・・





革の王様、年内最後のご来店。
2016年12月8日 送信


馬革の後背部のほんのわずかな部位であるコードバンは「革の王様」、そして「革の宝石」とも呼ばれている。その理由は存在感があり、美しいさも持ち合わせている希少な革だからであろう。

その中でもペアスロープのコードバンは特別なもの。特にロイヤルブルー染色は、コードバン100枚(50頭分)に1枚あるかないかの「特A級」なのだから、それはそれは素晴しい表情をしている。

そんな極少素材だから弊社あさま工房で作れる数もほんのわずか。毎月、各アイテム3個程度といったところだろう。なので店頭に並ぶこともほとんどない。
・・・がしかし、年内最終生産で12月9日(金)、本店に勢ぞろいする。「革の宝石」、ぜひご覧頂きたいものですな。写真では写らない透明感・素材感、実際の目で見るそれは、相変わらず美しい。

(このサイトページ、たまには製品宣伝をしなければと思いまして・・・)





登録有形文化財の温泉宿編~
2016年12月4日 送信

革ジャンを着ている筆者の隣りには、着物姿のカミさんがいる。妙な光景だ。ここは箱根湯本のちょい先の伝統ある温泉宿。モーターサイクリスト誌の連載取材の為に再度やって来た。
2017年からの発売号は「にごり湯編」から「登録有形文化財:温泉宿編」に移行するのだが、その取材、箱根・草津と2軒巡ってから気づいた。「これは難しい、まともに文章書けるだろうか・・・?」と。なんたって建築の知識がほとんどないのだ。しかも文化財の温泉宿は明治・大正・昭和初期の木造建築なのだから、さてどうやって文章表現してよいのやら・・・胃が痛くなってきた。

しかしまあ建築の本ではないのだから、自分で見て感じたことを素直に書けばよいのだろう。これぞニッポンの和、写真だけでも癒やされますぞ。来年からの第3ステージをどうぞご期待くださいな。




話し代わって・・・(でも温泉話ですが)


8年ほど前まで行きつけの酒場があった。その主は、通常は近寄りがたい姿の不良系オヤジ、酒にはとことん詳しい、いい人なんだけど(左写真)。
そんな主人の酒場なのだから客も客で、変わった者が集まる。その頃だ、とある格闘技のファイター「F」と知り合ったのは。

やがて酒場は閉店したが、その後Fはポツリポツリと弊社本店に訪れ、お買い上げいただいている。2~3年前だろうか、「今、どこに住んでるの?」と聞けば「ハワイでホテルの仕事をしてる」と言った。たま~に日本に帰ってきているようだ。

そして昨日、2年ぶりに突然Fが来店し、語る。
「東北の新花巻に温泉宿を作ったっス」
な、なんだとぉ、宿のオーナーだとぉ? ハワイのホテルでボーイをしてたんじゃないのか!
「ペアスロープサイトを見てたら温泉に詳しいことが分かったんで、ご意見を、と思って・・俺の宿『柘榴園(ざくろえん)』のサイトを見てください」
その公式サイトを筆者と二人でさっそく見た。
「でっけえ露天風呂、湯は循環式かい?」
「いや、100%源泉掛け流しっス」
「うわっ本物かぁ。じゃあ湧出量は?」
「毎分約600リッター」
「それなら十分だね。でも加温してるでしょ?」
「してませんっ!」

こりゃまいったな。身近に温泉宿のオーナーがいたとはな。しかも源泉掛け流し・加温加水なし・湯量豊富なアルカリ性の自家源泉とは。その上、綺麗な施設で旨そうな山海の料理、現在はこれで諸税込9,990円(※オープン記念価格)とは驚きだ。
「ところで、なぜ『柘榴(ざくろ)』なんだ?」
「俺の日本の事務所の前に『ざくろ坂』があるんですよ・・・」
「なんだ、それだけかい。たいした意味じゃないんだなあ・・・」
人のことは言えない。「ペアスロープ」だって近所の「夫婦坂」からだ。

知り合いだからといって、Fの温泉宿を宣伝するつもりはなかった。しかしその内容は、皆さまにご案内する価値があると判断したから。筆者は雑誌連載で毎月のように温泉宿を巡っている。自分で言うのもなんだけど、そこそこ目が肥えているのだ。
東北の岩手県花巻、今はシーズンオフと言ってよいだろうが、春から秋にかけて、三陸海岸や遠野、岩手・秋田の温泉巡りツーリングの拠点宿として好立地。来年はお世話になるかな。。。
柘榴園(ざくろえん)公式HP http://zakuroen.com/






12月1日発売号は、別府ですよ~~~
2016年11月27日 送信

別府駅近くの市営・竹瓦(たけがわら)温泉、100円で身も心も癒やされる。


明礬(みょうばん)温泉の共同湯、市営・鶴寿泉(かくじゅせん)、なんと無料だ。

モーターサイクリスト誌の連載「男の癒やし旅」、12月号「大分県由布院温泉 庄屋の館」の湯はいかがだったでしょうか、、、感動的なブルーの温泉でしたねえ。その幻想的な色の湯は、生まれて初めて浸かりましたなあ。

由布院の次は別府に向かった。ここはあまりにも多くの温泉宿・施設があるので、連載初の「立ち寄り温泉巡り」となった。しかしその施設だけでも140軒、別府1泊2日ではその1割も浸かれない。別府温泉郷は奥が深い、深すぎるのだ。
・・・といった1月号は、12月1日の発売ですよ。九州編の杉本カメラマンの写真が、これまた素晴らしい。読んで、見て、温泉気分を味わってくださいな。

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プリンも真剣に撮影する杉本カメラマン。明礬温泉にて。





「地獄蒸しプリン」である。リアルな写真を撮りますなあ、、、。


泥湯の泥パック・・・ここはほぼ混浴である。



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