大正生まれ、頑張る。

八代駅停車。機関車に常務の整備士さんは線路に下りて車輪をチェック。

老若男女を問わず蒸気機関車は人気者である。 八代からはゆるい上り坂。石炭をくべる機関助士。


 新八代、八代と停車したSL人吉は、球磨川(くまがわ)の上流へとゆっくりと進む。蛇行した川沿いを右に左にとカーブを抜けて。
 先頭車両の展望車に移動。ここには乗務員の帽子や制服(子供用)が置いてある。ガラス面積の広いこの車両は、目の前であえぎながら頑張って客車を引っ張っている機関車、そして風光明媚な球磨川の景色をたっぷり堪能できる。ここは極楽。
 言い忘れたが、JR九州には客室女性乗務員が多い。もちろんこの車両にも。ところどころの名所をきれいな声で観光案内してくれるのは嬉しいものだ。そしてもうひとつ。乗客の半分は女性である。鉄道ファンは男の世界だと思っていたら大間違い。近年では女性“鉄ちゃん”が多いのだ。(カミさん除く)



汽笛とともに球磨川路











機関車真後ろの小さな席は子供達の特等席。JRの制服を着て、きっと「将来は機関士になるっ!」と思っているのだろう。たぶん。



球磨川を眺めながら・・・。






白石駅。停車時間はどの駅も長い。












発車合図は乗務おねえさんの鐘の音。カンカンカン「お客さま〜、そろそろ発車しますよぉ〜」。








停車。いい名の駅だなあ・・・。


駅に停まるごとに整備士さんは機関車をあちこち点検する。


蒸気漏れはないか、車輪は平熱か・・・すごく大事にされているのだ、ハチロクは。

乗務おねえさんの差し入れコーヒー。機関士さんたちのひととき。

一勝地駅では地元名産品の販売もあり。カミさんは何か買っている。 ゆっくりと走り、駅にものんびりと停車する。急ぐ必要などないのだ。・・・しかしもうすぐ人吉。




熊本駅から2時間32分。SL人吉終点の人吉駅に到着。






機関助士は休む間もなく、石炭の整理。夏はもっと重労働でしょうなあ・・・ご苦労様です。




 う〜ん、やはりいい、SL人吉ハチロク機関車の旅はねえ。
 人は、感動すると鳥肌が立つときがあるけど、私の場合は可憐なサクラを見たとき、幻想的なホタルの舞いを目の当たりにしたとき、そして蒸気機関車の汽笛を耳にしたとき、である。

 さて、霧島温泉までの道のりはまだ遠い。時間があれば、温泉あり、蔵元ありの、ここ人吉の街を歩いてみたいが、1時間の待ち合わせで次の列車に乗り継がなければならない。またにしよう。


人吉のホームで次の列車を待つ318スポーツバッグ。蒸気機関車と同じようにレトロなスタイルである。う〜ん、宣伝できる弊社製品はこれしか残ってない。
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鉄道ページ、まだ続けてよいのだろうか・・・不安になっております。


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