[ 2010年10月8日 ]



飛騨路を南下。


 旨い米はコシヒカリだけではない。あきたこまち、はえぬき、ひとめぼれ、も特Aランクの地域がある。しかしその地域、秋田・山形はちょいと遠い。であるからして新潟〜富山〜長野のコシヒカリ購入旅となったわけだが、積荷満載のため、長野県佐久平産はあきらめ、東京に直行する。
 富山市から国道41号を南下する。この道は、まわりの山々を見ながら、のんべんだらりんと走るのがよい。交通量の少ない平日は、なおさらよい。







 せっかくの旨い米を積んで帰るのだから、この飛騨かいわいで何かオカズも買っておこうと考える。そんな場合、私は農協のAコープ(スーパーみたいな店)に寄る。地元の食材を売っているからだ。
 JAひだで買ったのは地元ならではの“ほうばみそ”。そしてついでに“飛騨牛カレー。どちらも新米で食ったら、さぞかし旨かろう。
 さて、北アルプス山脈を抜ける安房トンネルで松本へと向かう。トンネル開通前の十数年前まではね、狭く曲がりくねった安房峠を通ったものだが、それも懐かしく記憶に残る。




全長4370mの安房トンネル。

温泉臭のする渓谷を下る。

狭いし、水漏れしてるし。

直線トンネルはほとんどない。
スッポンは買わない。

トンネルを抜けると左は上高地、右が松本。

トンネル多し。

橋もダムの上も渡る。




高級なキノコに目を奪われて。




 安房トンネルからは、これまたトンネルが多い。しかも狭く、曲がっている。とはいえ十数年前などはなお狭く、トンネル内はむき出しの岩があったりして、大型バスがすれ違いできない箇所が多数。ずいぶんと快適な道になったものだが、しかし初めて通る人には圧迫感を感じることだろう。
 途中、道の駅“風穴の里(ふうけつのさと)に寄る。昼飯だ。とろろそばなんぞをササッと食ってバイクに向かうと、その横に、よくある地元食材の売店が。そしてその柱に、とにかく目立つ“松茸”文字。
 う〜ん、新米とのマツタケご飯はそうとう旨かろう、と思わないわけがないわけで、小さめな箱に入った松茸を買ってしまうわけで・・・。
 国産の松茸を食うのは久しぶりである。それは高いから。ハンドルバーより細いのが1本千円くらいだ。東京ではぜったい買わんのに、地方だと買ってしまうのはなぜだろうか。

これは店のオヤジに撮らせてもらった選別前の松茸。 購入したのは小さな箱の松茸、これで5200円也。




 タンクバックのほんのわずかな隙間にマツタケを入れ、道の駅を出て、川沿いのワインディングを軽快に走る。みそ、飛騨牛カレー、新米二十数キロ、そしてマツタケを積んで。
 ・・・う〜ん、ここで転けたら米が道路に散乱するんだろうなあ、それぞれのおかずも添えて、、、などと考えながら、それでもややハイペースで楽しみながら。

 やがて松本に近づけば平野の中の道。あと数キロで長野自動車道の松本インターだ。この旅も終わったようなものだ。と思いながら走れば、その道端にコスモス・・・。


綺麗な色である。


けっこう咲いている。




どか〜んと咲き乱れている。。。



 たまに弊社お客さんから聞かれる。「走行写真にはクルマが写ってないほど、空いてる時に走ってるんですネエ」と。そう、平日しか出かけないからである。
 先ほど通った安房トンネルからコスモス畑あたりまでの国道158号線、土休日は渋滞間違いなし、でしょう。そんな日はとてもお薦めできませんね。まあ平日とてクルマがいるわけで、写真前方にクルマがないのは、すでに追い越しているわけで、、、。

 長野自動車道から中央自動車道を経て、無事に(積荷を落とさずに)帰宅。
 さてさて、今日の晩飯は、飛びきり上等な食材だぁ。そして走ってきた風景を脳裏に添えて食うのだから、それはさぞたまらん旨さだろう。
 ・・・皆さんもどうですか、食材購入旅。旅の最中も、帰ってからも「二度オイシイ」とはこのことです。









ご報告・・・(余計なお世話だと思いますが)



これは富山高岡の新米。松茸と醤油の香りが漂っています。そして・・・キラキラと光ってます、コシヒカリがぁ。・・・そりゃあもう旨いのなんのって。
味の感想を富山のダチに話したら 「えっ? なんで、どおして新米をまぜご飯にするっちゃ! 白い米で食わなきゃ、え〜?」(おめ〜のカミさんだって、昔、新米をチャーハンにしてたじゃねえかぁ)
……旅の途中でマツタケ買ってしまったのだから仕方がない。

さて、富山高岡産と南魚沼塩沢産の新米コシヒカリの味を申し上げれば・・・・・・文才がなく、とても表現できないので、皆さん、どうぞ買いに行って食ってくださいな。。。  ではまた。



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