2007年3月13日 文・写真:三橋

わたくし事でたいへん恐縮だが(この旅ページはみんな“わたくし事”だけど)、我が家の末っ子の娘がこの春先に大型自動二輪を取った。
それならばと、大型初乗り房総半島へ。ちょいと寿司でも食いに行こうかと。。。


[日帰りなのに・・・前編]
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 筆者にとっても200km以上のバイク旅は今年初めてである。例年ならば毎年のように寒中ツーリングと題して、わざわざ寒い中を走っていたものだが。
 今日は18歳の娘の大型デビュー。我が家の車庫からカワサキ W650とゼファー750、そして娘がなにかと気にかけるハーレースポーツスター1200を引っぱり出し、東京湾をビュンッと横断するアクアラインへ。
 朝9時にのこのこと起きて、10時に出発したものだから、少々急ぎ足。館山市内で昼飯を食い、半島最南端をクルッと一周する予定なのだ。

カミさんと、高校の卒業式を終えた瞬間キンパツにした末っ子。手にはニコンのフィルムカメラ:F-3P、153cmの小さなアナログ娘。 海ほたるパーキングを出発。娘を先頭にすると、これが問題児。それにしても、たった15キロ程度でバイク1台2400円のアクアライン。高け〜!

 東京都大田区の自宅から環七、そして羽田空港のド真ん中を通り抜け、アクアライン入り口までは、ほんの30分ほど。
 この入り口で最も注意しなければならないのが、あの“覆面”が後ろにいるかどうかである。これ基本。
 いくら娘やカミさんといっしょだからといっても、9キロあるトンネルをビュンビュンと飛ばしてる車ばかりのなかで80km/hの制限速度を守っていたなら、追突される危険性がある(ような気がする)。だから、少々制限速度を無視しても車どもの流れに乗るよう教えている。ただし、例の覆面に注意。連中はバイクを目のカタキにしている(ような気がする)ので。
※警察に敵意があるのではなく、時には後ろからプレッシャーかける、あの汚いやり方が嫌いなだけです。そんなワナにかからない筆者は、ず〜っと連続ゴールド免許である。
 でもね、アクアラインのトンネル内をそこそこ飛ばすのは、もし地震でも起きたら、、、ってね。なんたって海底だからね。早く抜け出したいというのがホンネ。。。

W650を乗る娘と、ゼファーのカミさん。ちなみにこのカメラのシャッター速度160分の1。もっと下げたいのだが、、、。

 トンネルを抜けると、東京湾の真ん中、海ほたるパーキングで小休止。今度は海の上の橋を快走。記念にと娘の走行写真を撮ることに。
 「70km/hくらいで走るんだぞ!」と言って聞かせ先頭を走らせるが、なんたるや、初めての大型高速走行、メーターなんか見てやしないのでグングン加速。カラダを横にして両手離してカメラ構えて並走している私の事なんか、まるでシカト、である。

このアングルは、撮影者(私)がどれだけツライ体勢なことか、、、。

 料金所で、「スピードメーターをたまには見ろ!」に、娘は「前がよく見えな〜い!」
 うかつだった。MOMOのヘルメットはカッコいいが、鼻までのハーフシールドは、コンタクト使用者にとって高速走行が辛いということを知らなんだ。(メガネなら問題なかろう)
 アクアラインで東京湾を渡り、館山自動車道に入ってまもなく木更津。10キロほど一般国道を走って、また館山自動車道へ。
君津ICからふたたび館山自動車道。 W650から筆者のスポーツスターに乗り換える娘。

 房総半島の南端、館山の向かうには、本来、海の見える国道を走るほうが良いだろう。しかし、少々腹が減ったので先を急ぎ高速道路?を選ぶ。それにしてもなんと交通量の少ない道路なのか。海など見えず、対面通行でカネ取るってんだから、人気のないのもうなずける。

トンネルでシャッターを切るも、結果はご覧のブレブレ。

 怖いもの知らずって言うんだろうか、娘が今日初めて乗る大型バイク、W650だろうがスポーツスターだろうが、とりあえず少しでも足が着けば、あとはグイグイとスロットルをひねる。制限速度はまったく無視。大型初乗りのカミさんの場合は、そりゃあもう、恐る恐るって感じだったから、やはり歳の差ではなかろうかね。

ここはカルフォルニアか?、いや南国ムードの館山市。

 大田区の我が家から、マッタリ走って2時間半、館山市に着きさっそく昼飯。以前にも訪れたことのある“スーパー回転寿司 やまと”に入る。


 いかがだろうか。穴子にクジラ、ミル貝、ボタン海老、車海老。画像だけでも旨そうでしょっ。いや、ほんとに旨いんだから仕方がない。
 なにが“スーパー”なのかよく分からぬが、都会によくある回転寿司とはあきらかに異なるネタの質と豊富な魚介類。しかもリーズナブルな値段。けっこう高価なものばかり喰って、3人で6400円也はGOOD!

店内のイケスからピチピチの魚介類を板さんが運び、それをにぎってっくれる。 土日の昼時は、たいへん混んでいるので注意を。狙うなら12時前に入ること。


 さてさて、寿司食ってまた走り出すが、房総半島ってのは伊豆半島に比べると、これといったワインディングロードや絶景ポイント、そして温泉ネタがほとんどない。
 だからというわけではないが、そこは寿司ネタでご勘弁を頂いた・・・ってとこで前編おしまい。。。

[申し訳ないが、後編はなおさらネタがない。シモネタならたくさん書けるんだけどねえ、そうはいかんねえ・・・このHP、ペアスロープの公式サイトだしねえ。(なのに製品の宣伝を忘れてる)]

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