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第3話 2007年10月23日 |
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米沢周辺には東西南北30分も走ればいくつもの温泉地がある。しかしビジネスホテルを選んだのは、市内で極上の米沢牛を食う目的のため以外にはなんの理由もない。 ホテルにバイクを置いて米沢城跡、その中の上杉神社に歩いて向かう。そのあとが米沢牛。 さて、私の格好だが、とくにアウターの着替えなど持って着てないから、走って来たライディングスタイルとほぼ同じで、ヘルメットとグローブが有るか無いかの違いしかない。カミさんの格好も同じことが言える。我らがバイクで来ている、そのスタイルであることを見破れる一般の人は、まずいないだろう。バイク乗りであるなら、革パン、デニムのスソからチラリと見えるブーツのチェンジパットで気づくくらいか。 まあ、そんな格好のことなどで優越感を覚えることなどないが、バイクと街着の両刀使いができるのは便利このうえない。 ちょっと自慢げに上杉神社に歩き出す。 |
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“吉亭”は米沢でもっとも有名と言える、極上の米沢牛を頂ける食事処だ。風格ある大正時代の建物、江戸時代からの庭園、上杉家の家老屋敷だったそうだ。 ・・・よって安かろうはずがない。「ツーリングで、そんなゼイタクしやがって!」と、すでに思われているだろうから、その予算計画を話そう。 前にも米沢周辺には温泉地が数多くあると書いた。昨年、そして数年前も泊まっている。その宿泊代は、およそ1万5千円、二人だと3万円くらい。ならば同じ予算で旅館よりずっと極上の米沢牛を食おうじゃないか、って考えたわけである。 ビジネスホテルのツイン(朝食付)は二人で1万円ほど。“吉亭”で極上を食って呑んで2万円予算。二人合計3万円!、同じじゃないか! しかも凄い贅沢な気分になれるじゃないか! では、今、腹が減ってる人には申し訳ないが、余計なお世話かもしれないが、その米沢の和牛をお見せしましょうか、味の解説付で。 |
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