2005年8月17日 文・写真:三橋 (全2ページ)


弊社あさま工房がある地、そしてカミさんの実家でもある長野県佐久市近郊には、じっと動かず田んぼを番するあの “かかし” がまだまだ健在である。
今回は、かかしには興味を示さないカミさん(田舎育ちだから?)を実家に置いて、都会育ちの女子高生の娘と私の二人で田んぼ巡り。独自の視点でタイプ別に分けてご案内しよう。




佐久平の田んぼには、バアさま風のかかしが一番多い。なぜ多いのかはよく分からぬが、きっと家族一、タンスの肥やしとして古着があるのだろうと想像する。
なお、オバやんかかしは、一見してそれと分かる帽子を被っていること、そして背が低いのが特徴。

帽子ではなくフロシキか

これぞオバやん帽子

稲穂に追い越されそうな低さ


なぜか石鹸の化粧箱を背負って

スカーフ付の典型的オバやんスタイル

かかしじゃあない、娘だ。
カメラは私の便利なデジカメとは異なり、20数年前のニコン銀塩アナログ。露出もシャッターも手動、もちろんオートフォーカス無し。



おばさんとオバやんの違いを、生身の人間を前にしては言い辛いが、かかしなので率直に。
第一に顔が下を向いていない。第二は(ちょっとだけ)帽子や服のセンスが異なる(※どちらもセンスが良いわけではない)。そして背が高い(腰が曲がっていないように見える)。
・・・でも60才前後ではなかろうか。

田園の奥様風

帽子が飛んでしまっても気にしない。


粋なおばさん風

なぜネクタイなのか?

おばさんかかしは、トンボの休憩所でもある。




かかしと言ったら昔は男ばかりであった記憶があるが、どういったわけか男性かかしはあまり見かけない。女性、とくにバアさんかかしよりも効果があるように思えるのだが、、。

 



帽子は“農協”御用達


もうちょっと丁寧に書けんものか







これもれっきとした鳥除け。ちなみに“大五郎”は焼酎である。(近隣の田んぼより)

カウボーイハットにブルーのマフラー。粋なオッサンかかしに近づいてみるや、そのハッピには“土屋酒造店”の文字。もしかして蔵元の田んぼか。

気になる呑み助さんは、この蔵元を覗いてみては? けっこうセンスあるHPのようです。
http://www15.ocn.ne.jp/~tsuchiya/index.html



はっきり言って、なんだかよく分からんカテゴリーである・・・?





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