[2011年4月10日]

 兵庫県明石市川崎町1番1号、、、そう、カワサキのバイクを作っている工場に着いた・・・ホンダのCBで。



 さて柏さんのスクール会場はどこだろうと、工場正門の守衛さんに聞いたら、ホンダに乗っているにもかかわらず、「となりのコースじゃないかなあ」と指差して親切に教えてくれた。なんだか申し訳ない気分だ。こんなことならカワサキのゼファー750に乗って来ればよかったなあと思うも、時すでに遅し。



熱血ライテク先生!


 川崎重工明石工場の正門横にあるクローズドコース、そこがスクール会場だった。
 おっ、やってるやってる。10台ほどのバイクが制動練習をしている。そこにデカイ声で指導している柏さん、私に気づいてニカッと笑い「あっ、久しぶりぃ〜!」。それほど久しぶりではない。ひと月少々前に弊社に来ている。
 柏さんは、たいがい突然やってくる。いつもその直前に電話があり「ちょっと寄ってい〜い?」、で10分以内に来る。でもいつも「ちょっと」ではない。バイクの話を、タマの切れない機関銃のように発し、疲れてきたら「短いけど、じゃあこのへんで」。ぜんぜん短くはない。とはいえ、バイクのこと、二輪業界のこと、それらをほんとに熱心に語る柏さんは、嫌いじゃない。
 おっと、柏さんのスクール“KRS(カシワ ライディング スクール)”がどういうものかは、あとで氏の公式HPを覗いてもらうとして、今回は初の関西出張スクールである。どんな感じかな・・・?


ビッグマシン梶編集長にも再会。「おやっ、久しぶり!」って、もっと久しぶりではない。24時間も経ってないのだ。


制動は重要科目、特に熱心。

言葉での講義もあり。

「ちがうちがう、顔はこっち!」

梶さんは動画撮影。DVD制作用なのだろうか。
狭いコースだが、直線はフルスロットル。

ひとりひとりに身振りで説明。

タンデム講習も。(おっかねぇだろな、後ろは)

カメラ目線はいらないよ、柏さん!


 コース内ではデッカイ声を張り上げ、ひとりひとりに指導と熱血このうえない。1日中これで、よく声が枯れないものだと感心する。ま、しゃべることが大好きなのだろうから、ご本人はさして苦にしてないと思われる。

 しゃべる、と言えば昨年(2010年)秋、弊社“夫婦坂トークライブ”のゲストに柏さんを呼んだ。普段でも機関銃のようだけど、アルコールが入ってのライブだから、そりゃあもうたいへんな騒ぎで、、、お集まりの30名のお客様、お疲れさんでした。



[ 夫婦坂トークライブ ]
2010年11月、弊社近くの飲み屋貸切でおこなった第3回目のゲストは柏さん。熱血なライテク話はほどほどに、どちらかといえば転けて痛い目にあった話しがメイン。
写真は、自分の歌に酔いしれている場面、森進一「港町ブルース♪」である(ギター:筆者)。しかしなんですなあ、演歌を弾かされるとはねえ、、、。その後は坂本九と転倒替え歌を連発。ちっとも“トーク”ライブじゃない。
※次回柏さんとのトークライブ:もしかすると、どこかのペアスロープ出張所で???。




おっ、誰か転けたな・・・。

 立ち話で梶さんが「ポカポカ陽気の午後って、気がゆるんで転ける人がたまにいるんだよな〜」と言った、まさしくその数秒後にガシャッと音がした。お見事的中、梶さんである。
 こういったコース内で転けても、ケガというほどのこともないが、公道ではクルマや障害物ありで、カラダはタダでは済まないだろう。“気のゆるみは事故の元”・・・スクールでよ〜く教わったのは今日の収穫である。ありがとう、柏さん、、、。

柏さんのライディングスクール KRS サイトへ >>


 さてそろそろ行こうか、、、ってどこに。いけねっ、今夜の宿、決めてなかった。仕方ない、四国に渡って高松屋島の尾原んちにでも泊めてもらおうか。「もしもし、今夜俺を泊めてくれろ・・・なっ」。




尾原の味覚。

この旅2回目の明石海峡大橋通過。

大鳴門橋を渡れば、四国。


淡路島のSAで名産のタコを食うが、いまいち。

日曜日で営業中の屋島工房に到着。


 「また戻ってきやがった・・・」と思っている尾原、「3日前は、いいかげんな道案内しやがって(京都伏見の高速出口)・・・」と文句がある私。まあいい、宿泊の礼に尾原家全員、居酒屋招待だ。(小さな子供ばかりなのに、なぜ居酒屋なのか・・・?)


 尾原の味覚オンチ事件・・・私の好きな“ナマコ酢”を注文したあと、それを食った瞬間に「腐ってるな、これ」と感じた。やめたほうがいいと言ったが尾原夫人もクチに入れる「ほんとだぁ!」。そして尾原は「なんともあらへんなぁ」。
 「えっ? あなたわかんないのぉ?」驚く尾原夫人。4日前に与作(国道439号)で“つがにそば”を、その晩、高知の居酒屋で地元魚介類を食った時、尾原の味覚はどうなってんだ?と感じていたのである(※讃岐うどんは例外)。
 「こんなもんとちがいますかぁ、ナマコは・・・」とまだ言うので、店員さんに「ナマコ、ちょっとヘンだけど」と言って下げてもらうと、3分後にその店員さんが生ビールを2杯持ってきて「すみません、あのナマコはイカレてましたぁ、これオーナーからのお詫びですぅ」・・・ほれみろ、尾原の味覚なら生ビールの詫びはなかったわけだ。



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