せんえつながら……交通安全の話
2020年11月15日 送信

筆者のような、過去に乱暴な運転をした者が交通安全を語って良いものかどうか悩みましたが、愛知県の警察署交通課の課長さんとちょっとしたキッカケがありまして、ご案内します。
とはいえ正直に申しますと、警察の特に交通課というところは苦手で、とても好意には思えない個人的な事情ってものがあったわけでして、それなのに弊社が先方さんに協力するというのは、まあ、変われば変わるものでありす。「敵に塩を送る?」、そりゃあ言い過ぎですよ、お客さん。それじゃ筆者が上杉謙信で、先方さんが武田信玄ということになってしまう。・・・こんな前置き、先方さんが読まないことを切に祈ります。(ならば書かねばよいのに)

さて本題に入ります。
道路に描かれた「ひし形」マーク、ご存知ですよね。すぐ先に横断歩道があるよ、という表示です。もし歩行者が渡ろうとしていたら、車両は止まらなくてはなりません。それを無視すると自動車は9000円、二輪車は7000円の反則金が盗まれ、いや収めて、2点減点されます。ひし形マークの意味共々、案外知られてないものです。このせいもあるのか、横断歩道での事故も多い。特に暗くなる頃の夕方時間帯が特にだそうです。
そんな事故を減らそう。それには「ひし形」マークを運転者に認知してもらおう! と筆者のような者に協力してほしいと電話を掛けてきたのが、愛知県警交通課の課長さんでした。ではどのようにして・・・?

現在、コロナ禍の真っただ中で、誰もがマスクをしています。
ならば「マスクに“ひし形マーク”を入れればアピールできる。さらにそのマークを反射材にすれば暗い中でも運転者が気づき、交通安全に貢献! 大至急、試作してもらえないだろうか・・・」
威圧的に聞こえそうですが、反して課長さんの言葉は丁寧で、熱意も感じられ、特殊な反射材が弊社にあるのも幸いして(※とある製品開発中)、なおかつバイク好き(愛車はZZR-1100とW650)ということで、とりあえず試作品を作って2日後に発送。そして到着3日後には若干改良して12枚の試作品追加製作。

・・・それにしても無茶言いますなあ。もの作りの行程がまったくお分かりでない。たまたま反射材を持っていたこと、弊社が自社工房であること、筆者に作業する時間があったこと、その3つがなければ、2日とか3日とかでは絶対に不可能なんですよ、新規もの作りは。

そして11月11日に“ひし形反射マスク”の発表会なる催しがあり、その様子を課長さんがメールで送ってくれたのである。


https://www.sankei.com/smp/photo/story/news/201111/sty2011110014-s.html

https://www.ctv.co.jp/news/articles/vijn1l216u03g24s.html

https://gamp.ameblo.jp/ononokomachi-blog/entry-12637400899.html

https://news.yahoo.co.jp/articles/d1c0e4f5c5d2d606e58eacbf50116fe7a1862b08

・・・な、なんだいったいこれは! たった二人であ~だこ~だと考え作ったたものが、こんなことになっていたとは驚きです。この他にも地元局NHKやテレビ朝日系、テレビ東京系、TBS系の地元局で放送されたそうで。愛知県中警察署交通課の本気度、これほど高いとは。

この“ひし形反射 麻マスク”、販売用ではありません。でも「どこで、いくらで買えるの?」といった声があり、もし、ご希望の方がおられれば弊社ペアスロープで少しだけ限定販売致します。

基本は繰り返し洗える“立体麻マスク”のブルー。その両サイドにブルーの反射材を縫い付け。

ヘッドライトが当たると、ひし形反射材が青白くピカッと光る。


価格:1800円 (麻マスク1400円+反射材装着400円) 税込 1980円
納期:約10日間
製作予定枚数:約30枚 (1枚から販売
販売方法:マスク専用ウェブショップにて (店舗での予約受付可)
マスク専用ウェブショップへ >>


「 ひし形マークを見たらアクセル(スロットル)を戻そう 」
バイク乗りの愛知県警課長さんからのメッセージでした。









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