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首を包むような立体形状の襟のニット。このスタイルの顔とも言える部分のため、正確にきっちり製作。
柔らかい素材をきちんと左右対称にするのは、思いのほか難しかったりするのです。



フロントファスナーと、右胸側に付くフラップ。しっかりと丁寧に作られていることが、ひと目で伝わるはず。

MA-1を名乗る以上、絶対に外せないオレンジの裏地が映えます。一般的な化繊タイプと違いリバーシブルではないため、贅沢に1枚革で製作された身返しを備えます。ワイン色のテープの裏には、別売り防寒ライナー用のファスナーが隠れています。

これも欠かせないディティール、左腕のポケット。縁の部分は切りっ放しではなく内側に折り返す凝った構造で、この部分だけでもかなりの時間と手間を要しますが、見ごたえのある仕上がり。
※カーソルを乗せると画像が切り替わります。

ファスナーのメタル感を見せつつも、金属部分を露出させない作りで、どこかに擦れて傷つけることを防止。むき出しのファスナーでタンクがガリガリになってしまった経験をお持ちの方もいらっしゃるのでは。これなら安心です。

ゆるやかなカーブを描くポケットのフラップ。これも縁を曲線で折り返しており、作るのが難しいパーツ。しかもダブルステッチ…ちょっとした技術自慢です。ボタンなどは破損しても容易に交換できます。

フラップは内側に収納することができ、ポケットに手を入れやすくなっています。密閉型ではないので、落としやすい物は注意してください。貴重品は内ポケットが安全です。

各部のニットは極めて伸びにくく、虫食いもされにくい丈夫なポリエステル製。長年の着用でいつか傷んでも交換修理が可能です。

袖の内側は、上腕部分に革の柔らかい部位を使用。スタジアムジャケットなどで培われた、腕を動かしやすくするための工夫です。

左胸に内ポケット。一般的な長財布が入るくらいの深さがあります。

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