しっかりと作られた革製品には耐久性があり、なにもしなくても寿命が長いものです。
しかし、ほんの少しの時間をさいてメンテナンスしてあげれば、より末永く愛用できます。
ご自分で簡単にできるペアスロープ流の手入れ方法、どうぞご覧いただき、お試し下さい。

[ ご注意 ] ご覧いただくメンテナンス方法は、全て弊社製品でおこなっています。他メーカーさんの革に適合するかどうかは分かりません。ご了承ください。(特にグローブは要注意願います)

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◆保革油の種類 ◆革ジャンのメンテ ◆グローブのメンテ ◆ブーツのメンテ


革製品を長持ちさせるのに、なくてはならないのが「保革油」です。弊社で販売しているものは下記3点。それぞれに特長があり、また革製品はその種類によって、それぞれ使用する頻度が異なります。

ミンクオイル(コロンブス)
成分は、ろう、油脂、有機溶剤をおもに使用。動物の「ミンク」の油ではありません。ニオイ・ベトつきがあるので、塗り方注意。浸透性は右の2点に劣るが、最低限必要なオイルでしょう。比較的どこでも入手しやすい。
PRICE:¥600(税別)
(38g)
シュプリームクリームDX
シダーウッド(スギ属の樹木)から抽出した油を主原料とした植物性天然オイルで、松に似た微香あり。クリーム状で塗り延ばしやすさはピカイチ。ベトつかないのも利点で、どなたにも扱いやすい。Rシリーズのブーツに最適。
PRICE:¥2,800(税別)
(100ml 20着分程度)
マスタング ペースト
「馬」の脂肪から作られる純国産のオイル。この動物性ホースオイルは、革製品に対して最も浸透力があり、革の内部の繊維質まですばやく染み込んでゆく。ベトつかず、ニオイは少ない。抜群の保革性能。馬革と最高の相性。
PRICE:¥2,900(税別)
(100ml 20着分程度)
※価格はペアスロープの販売価格です。(通販可能)

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なぜ、オイルを塗るの?
製品化された革には、もともとオイル成分が含まれています。しかし時が経つにつれその成分が抜けてゆき、柔軟性がなくなり、ついにはパサパサになります。それを防ぐために定期的にオイル補給を行なうのです。
なお、補給により撥水効果が表れ、雨が染み込みにくくなる利点もあります。「水と油」ってよく言われますよね。
以下のオイル補給は、暖かい部屋でやりましょう。
塗りすぎに注意しましょう。必要以上の油分塗布は、かえって革を傷める原因に。付いているかな?くらいで充分です。

浸透性のある革、ない革?
革は染色方法によって、オイルが染み込みやすい革と、そうでない革があります。弊社オイルド系のグローブや一部のブーツは“素上げタイプ”で、もっとも浸透性があり、レーシングスーツなどの“表面塗装タイプ”は浸透性が少ない。弊社の革ジャンはその中間、といったように。
保革油も、革の染色方法によって選択考慮し、塗り方を工夫する必要があります。




保革油メンテは、オイルを塗る前に、水に湿した布(汚れがひどい場合はクリーナー)で革の表面に付いた汚れを落とし、乾かしてから行なってください。
※鹿革は非常に浸透性が高く、色が濃くなったりシミになりやすいため、特に注意が必要です。通常は乾拭き程度、オイルを使う場合は揮発性でシミになりにくい「シュプリームワックススプレー」をお勧めします。
写真左より、鹿革にも使える高品質オイル「シュプリームワックススプレー」¥2,000、泡状で使いやすいクリーナー「レザーソープ」¥1,500(以上ドイツコロニル社)+マスタングペースト¥2,900。(それぞれ税別)

潤いと防水効果が得られる乳化性クリーム「シュプリームクリームデラックス」¥2,800(税別)も効果的。(ブーツ兼用で使えます)

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※防水スプレーは「アメダス」をご用意しております。

やさしく丁寧に塗りこむ。
[ 革ジャン ]
弊社製品の場合、新品購入時から1〜2年は保革油を塗る必要はありません。しかしその後は年に一度のオイル補給メンテナンスを。
塗り方:全体的に薄〜く、のばすように塗りましょう。硬くなっている革の場合は、1〜2時間置いて二度塗りが効果的。
ミンクオイルは浸透性が少ないのでベトつきます。補給後にカラぶきを忘れずに。
ソフトな布で。
[ 革パンツ ]
基本的には革ジャンと同じ補給サイクル、塗り方も同様。
ただし、以下の2点のみ気を使う。
表ヒザ部分:オイルの塗りすぎは、革が伸びてヒザが出てしまうので注意。
ヒザ裏部分:ヒザを曲げると革が溜まる場所。柔らかくしたい部分なので、二度塗りを。
指で塗りこむ。
[ 革のエッジ部分 ]
ファスナー開口部や袖口などは、革が擦れて表面が削れる部分。その部分を見つけたら、指でオイルを塗る。削れ防止策。
この場合、浸透性が少ないミンクオイルが最適。

[ 保管 ] カビの防止はクローゼットにしまい込まず、部屋に掛ける。革製品は通気性が大切です。そしてまた重要なのはそれを掛けるハンガー。革ジャンには肉厚・幅広ハンガー、革パンはパンツハンガー。 ※ホームセンターなどで売ってます。

※上記ペアスロープハンガーは非売品です。
(現在、革ジャン・革パンの付属品)

[ 革ジャン・革パンのクリーニング ]
ご愛用の状態を見て判断する場合がございます。また、頻繁なクリーニングはお薦めいたしません。まずは弊社までお問い合わせください。
なお、レザーウエアクリーニングでは技術的に信頼がおける「リフレザー」という会社があります。こちらはお薦めです。弊社の革質を理解しているプロスタッフがおりますので、どうぞ直接依頼してください。
リフレザーHPへ >>




革を傷めるいちばんの原因は人の「汗」。グローブは直接肌に触れるため、もっとも劣化が早いレザーギアなのです。
しかし、少しでも長く愛用できる方法があります。オイル補給よりも「洗う」ことを優先してご案内しましょう。

グローブをしっかりと沈める。
[ 洗う ]
洗面器のぬるま湯にグローブを10分程入れ、やさしく手もみ。これは汚れを落とすよりも、汗の成分をとる目的。同時に黒や茶色の染色剤も多少落ちるが、機能性に問題はなし。
特に洗剤を使う必要はありません。(汚れがひどい場合なら薄めに)
※防寒グローブは特にやさしく手もみ。内装を傷めてしまいます。 

乾燥は必ず“陰干し”。ドライヤー、ストーブの前は不可。 防寒グローブは棒を使って乾す。かなりの時間は覚悟。

手にはめて塗るほうが効果的。
[ オイル補給 ]
ペアスロープのグローブの場合は、いちどの手洗い、または雨天走行でオイル成分が抜けてしまうことはないが、もし急激な乾燥で硬くなったなら、薄くオイルを塗る。通常時は年に2回程度で十分でしょう。
※手の甲側に塗るだけで、手のひら側にはほとんど必要なし。





グローブと同様に、ブーツも汗やニオイをとる為に水洗いしてしても問題はありません。むしろお薦めしたいくらいです。そのあとにオイル補給は忘れずに。
日常的なお手入れは、汚れ落としと油分の補給程度でも十分。お手軽なオイルスプレー+乾拭きでも簡単に光沢を得られます。

手で塗ってあげるのも良いでしょう。
ブーツは、グローブ・革ジャン・革パンツよりも厚みのある革を使っている。たとえば、革ジャンが1.2mmなら、ブーツは1.6〜2.2mmと確実に厚い。したがって、保革には浸透性の良いオイルが効果的。
また、オイルを塗る頻度も、使い方によって異なるが、年に数回は手入れをしたい。


履いた後のブーツに入れておくだけで除湿と消臭をしてくれる「伊豆の竹炭」左右2個セット¥500(税別)。竹炭は備長炭を含む木炭よりもはるかに繊維構造が細かく、表面積が大きい(1gあたり約300u)ために、天然の強力除湿消臭フィルターと言えます。
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ブーツ内への浸水は、ほとんどの場合が縫い合わせの部分から。縫製部分やアッパー(本体)とソールの合わせ目にオイルを入れておくことで、防水性を高めることができます。



R-01/02のような、ドレスシューズと同等の素材・作りを持つブーツは、よりきめ細かいメンテナンスで一層の輝きが得られます。ハイクラスのメンテナンス用品も用意しました。
ブーツを履いた後は、数日休ませて湿気を抜いてから、シューキーパーを使うと型崩れを防いでくれる。また、メンテナンス時にも有効。
湿気を吸収し、抗菌効果も得られる高級杉材で作られた「アロマシダーシューキーパー」¥4,200、革に深く浸透し、潤いと防水効果が得られる乳化性クリーム「シュプリームクリームデラックス」¥2,800、磨き仕上げには「ワックスポリッシュ」¥1,600。(それぞれ税別)
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まず、表面の汚れをきれいな布(必要に応じてクリーナー)で落とし、乳化性クリーム(シュプリームクリーム)を少量取り、全体に薄く伸ばす。周囲のウエルト部分やベロ、カカトも忘れず、丁寧に。

さらに光沢を出すには、少量のワックスポリッシュを磨きたい部分に薄く伸ばし、水を1滴落としてその水を広げるように磨くと美しい光沢が出る。
仕上げに全体を乾拭きで磨き上げる。



以上、各革製品の長持ちの秘訣を簡単にご案内しましたが、それでもそれぞれの品には劣化による寿命があります。
[ 強度が保たれる寿命 ]
グローブ:転倒しなくても3年程で劣化します。(バイク便さんのように毎日の使用では1年程度)
ブーツ:種類によって異なるが、5〜10年が目安。(毎日のように使用される方は、その半分以下でしょう。)
革ジャン・革パン:およそ15年までがライディング用として強度を保つ寿命。それ以降は普段着として生涯ご愛用を。(保革を忘れずに)


なお、ご自分ではできない補修については、弊社までご相談ください。職人ができうる限りあなたの愛用品を復活させます。


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