安価なグローブ高価なグローブの作り方の違いが、少しでもおわかりいただけたかと思いますが、では、

ペアスロープの他のグローブとキップグローブとの性能・質的な差は?


これについては大きく差が開くわけではありません。
PG-01K(PG-02K)キップグローブの装着感は、とにかくしっとりしなやかで極上の操作感PG-11(\9,800)やPG-12(\8,800)のステア牛革製グローブの方も、ソフトな装着感、そしてタッチが良いのですが、キップ牛革までは及ばないといったぐらい。質感についても、素材以外はどちらも作り方は同じで、PG-11やPG-12が手をぬいた製品ではなく、双方の知識がなく初めて装着を試す人なら、はたしてどちらが選ばれることか、、、。

なのになぜキップグローブ?


キップ牛革に極上の操作感が出るのは、1日のツーリング後、通勤なら1週間後です。じわじわと手に馴染んでゆくのが実感できます。
スイッチ類やスロットル、ブレーキ、クラッチのタッチが実に良いのです。
あえて、PG-11・12のステア牛系との違いを挙げれば、

1. キップ牛の革の繊維質が密であり、耐久性は2割程度上である。
2. 滑らかな風合い、美しい仕上がり。

PG-01K キップグローブ
と、まあこの程度のことでしょう。


しかし、本音はしっかりとあるのです。



キップグローブのような高価な品を作る理由、
それは、日本の「腕」のある職人を、そしてその技術を残す為です。
ウェアー類の例に漏れず、現在の市場で販売されるグローブの9割は海外製、いつしか「日本製」は1割ほどになってしまいました。
そして、その後継者はほとんどおりません。
海外製の価格に近づけようとして、無理に「日本製」の価格を抑え、そのお鉢が職人の安い工賃となっていった。そして、後継者は見向きもせず、となる。コストを下げることはメーカーの努力だが、結果的に職人の「腕」を減らしていたのです。

「MADE IN JAPAN !」
キップグローブがそのリーダーとなり、末永く日本の職人製品を続けていられれば幸いであり、許されるなら、少しでも工賃を上げて(価格も少し上がるが)その腕に誇りを持った後継者が現れることを強く望みます。

キップグローブの価格が”時価”という理由のひとつに、このような事情があります。
また、これだけおおげさに宣伝?しているわりには、その生産数は極めて少なく、購入ご希望のかたには納期等のご迷惑をおかけするものと思います。また、追加生産も出来ません。拡販することが目的ではないので、あらかじめご了承下さい。

最後に、四国・香川県でのグローブ縫製風景です。

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