・・・・・なぜにそんな高価なグローブが必要なのか。

キップ牛革の逸品、G-320DとPG-01 担当:三橋
(全4ページ)


私の知る限りにおいて、生後一年ほどのキップ牛を使ったグローブは、少なくとも二輪業界には見当たりません。その理由は単純で、「高価」なこと、そして「少ない生産量」だからです。では、
なぜ、高価なのか?

1. 生後2年以上の成牛に比べ、入荷量が極端に少ない。
2. 同じ面積あたりの価格は、成牛の約1.5〜2倍。
3. そして、小さい面積のため、裁断の取り都合が悪く、革のロスが多い。
1頭で6双(6人分)のサイ断が限度で、結果的に成牛のグローブ1双あたりの材料費の2倍以上になる。
4. キップ牛革の裁断は、成牛に比べ手間がかかる。

裁断の仕方(高価なグローブの場合)

5. 高価な素材キップ牛を使うため、ミスは許されず縫製でも手間がかかる。
6. 以上の、キップ牛革素材染色・仕上げ、裁断、縫製は全て日本の職人によることが不可欠である。

と、高価な理由のおもな事柄だが、これだけではペアスロープのキップ牛革製レザージャケットにも共通することなので、視点を変えて、
「グローブを安く作れる方法」 というのを公開しましょう。

1. 成牛の中でもできる限り安い素材を使う。
2. 裁断は、1頭の牛から可能な限り取る。

裁断の仕方(安価なグローブの場合)

3. そして、その全ての工程である、素材の染色・加工、裁断、縫製は、工賃の安い海外で行うことが不可欠。(日本で作らないこと。)

と、安価なグローブを作ること(コストダウン)は、意外に簡単なのです。

注意: ここでは、安いグローブを作ることを批判しているのではなく、高価なグローブはなぜそうなのか、を説明する為の比較です。(気を害した方がおられれば、お詫び致します。)
また、目的は、「高価なグローブを買って下さい。」ではないことを、最後までお読みいただければきっとご理解してもらえるものと思います。



<< 戻る 次へ >>