[2010年10月4日 送信]


 初めから言ってしまえば、全国都道府県の中でいちばん多くの歌に出会えるのが北海道ではないだろうか。その地域にまつわる歌や、北の大地をイメージした歌は多い。
 さて広々とした北海道、そしてその道路、たまにはのんびりと走るのもいい。歌でも唄いながら・・・。
※写真に筆者は出てきません(ほとんどカミさん)。撮っているのが私なのですから。
※曲の知名度★印は筆者の主観です。


本州から渡道。


青函フェリーにて。
青森の港から青函フェリーにバイクを積み込み、客室でスペースを確保してからデッキへ。船は汽笛を鳴らしゆっくりと北へ向かう。その時である。思わずクチずさんでしまうのが 「上野発の夜行列車おりたときから〜♪」
津軽海峡冬景色 ♪
春だろうが夏だろうが秋だろうが、冬じゃなくてもこの海峡を通れば間違いなく唄う。ただし、ヘルメットをかぶってないのでさりげなく「♪津軽海峡〜 冬げしき〜」そしてこのフレーズは何度も繰り返す(途中の歌詞を知らないので)。これ超メジャーな演歌ですな。皆さんも青函フェリーに乗れば、きっとこのメロディーが頭に流れているのではないかな。
いやぁ〜石川さゆりはいい。デビュー当時はなんとも思わなかったけど、歳とってイロっぽくなってきちゃってね。。。
曲の知名度:★★★★★






函館へ
青函フェリーを降りてバイクで函館の街を走れば、次は演歌の大御所 サブちゃん(北島三郎)である。
函館の女(ひと)
「♪ は〜るばるきたぜ 函館へ〜」 そう、津軽海峡を船で渡ってきたのだから現実的だ。
この曲は前奏から入る。「♪ チャチャッチャチャン チャラララチャチャッチャチャン・・・」。しかし歌詞は出だしのワンフレーズしか知らないので、そこで終わる。
曲の知名度:★★★★★






海沿いをまったりと走る。
函館から大沼公園を抜け、右に雄大な駒ケ岳を眺めながら国道5号線の坂道を下れば、噴火湾。そこで唄うは北海道を代表する民謡・・・
ソーラン節 ♪
「♪ ヤーレン ソーラン ソーラン ソーラン ソーランソーラン(ハイハイ)」とまあ、それしか知らないのでその繰り返しとなる。しかしこの民謡の発祥の地は東側の噴火湾沿いではなく、西側の日本海沿いのニシン漁で唄われたそうな、、、ま、細かいことはヌキにしましょうや。
曲の知名度:★★★




北へ。
噴火湾沿いの海岸線をのんびり、とはいえクルマの流れに合わせると70〜80km/hだが、軽快に快適に北へ北へと走る。北へといえば、小林旭の・・・
北へ ♪
「♪ 名もない港に〜」 これ、ほんと好きな曲で、私の中では確実にベスト10に入っているのである。
曲の知名度:★


国道5号線は長万部(おしゃまんべ)まで海岸線に沿って走る。その距離はけっこう長い。だから小林旭をもう1曲。
北帰行 ♪
「♪ 窓は〜 夜つゆに濡れて〜」 しかしまあ、小林旭がこの曲を歌い始めたのが1961年というのだから古い。私は生まれてはいたが、幼少でまったく記憶にはない。
曲の知名度:★★


なんだか古い歌ばっかしじゃねえか、と思われるかもしれないが、正直、ついそんな歌ばかりが頭に浮かぶのだから仕方がない。でも雨天から急に晴天になった時なんかに唄うのは・・・
青 空 ♪
「♪ ブラウン管の向こうがわ〜」 ブルーハーツである。少し新しいのである(でも「ブラウン管」は古いですな)。ま、北海道だけでなく、快晴の時には全国的に唄っているのだ。
ブルーハーツは大好きで、ギターも弾いている。特に「青空」はお気に入りなのだ。しかし調子にのって「リンダ リンダ」まで唄いだすと、スロットルはワイドオープン。結果、制限速度をはるかにオーバーしてしまうのが、ちょいとまずい。
曲の知名度(青空):★★



丘を越えてゆこうよ。

 新しい?歌も良いが、我がニッポンの道、そして風景には、やはり演歌・歌謡曲・民謡が似合うのである。しかしそれらのCDとかを持っているわけではないので、歌の出だし、またはサビの部分しか歌えないのがまことに残念。歌はすぐに終了してしまうからだ。
 そんな時にはもってこいの歌がある。北海道の真ん中あたりに、その地はある。



富良野・美瑛
北海道に上陸したら、とりあえず富良野、そしてその隣りの美瑛を目指すバイク乗りは多いわけで。そしてその地に近づき“富良野”の道路標識が見えたら、皆さんだって唄う(or脳裏で曲が流れる)率90%以上と思うわけで・・・。
北の国から〜遥かなる大地より〜 ♪
「あ〜あ〜あああああ〜あ♪」 さだ まさしが唄うこの歌は「あ〜」とか「ん〜」とか「ラ〜」とかなので、最後まで唄えるのが嬉しく、また、広々とした富良野・美瑛の中を走りながら、というのも気分爽快。しかし唄の途中で「蛍ぅ、蛍よぉ〜」と、クチをとがらせた田中邦衛が脳裏に出てくるのがタマにキズ。
曲の知名度:★★★★★












岬を3連発。



襟裳岬から帯広・釧路方面に向かう黄金道路。迫力有り。


えりも岬
北海道を巡る旅で、この岬を通るバイク乗りはきっと多かろう。まあ殺風景な岬ではあるが、休憩がてらについつい寄ってしまう。私、4回も。そしてこの岬に近づけば・・・
襟裳岬 ♪
「♪ 北の街ではも〜う 悲しみを〜暖炉で〜」。さて私の場合、岬に近づけば“森進一”の、岬を離れると“吉田拓郎”の襟裳岬を唄うのである。ちなみにずいぶんと違うもんですよっ。
森進一の襟裳岬 ♪ 知名度:★★★★★
吉田拓郎の襟裳岬 ♪ 知名度:★
余談だが、吉田拓郎バージョンのほうが走るペースは速い。いいテンポでややハイペース。



北海道ではピースサイン交換がまだ生き残っている。


知床半島
私が北海道でいちばん好きな道、それは知床半島を横切る知床横断道路。峠の眺め良し、ワインディング良しで、北海道というより日本でいちばん好きな道路かもしれない。そしてなにより海産物が素晴らしい。旨いのなんのって、そりゃあたまりませんな。。。
知床旅情 ♪
言わずと知れた名曲である。作詞・作曲は森繁久弥。本人も歌っているが、有名になったのは加藤登紀子の歌。「♪ しれ〜とこ〜の・・・」は加藤、「♪ すぃれ〜とこのぉ〜・・・」は森繁、微妙に違うんですなあ。まあどっちも好きだけど。
加藤登紀子の知床旅情 ♪ 知名度:★★★★★
森繁久弥の知床旅情 ♪ 知名度:★
知床横断道路は鹿の飛び出しに気をつけながら、けっこうなハイペースで走る。だから峠の上り下りでは唄ってないのだ。そんなヒマがないほど、楽しめるワインディングロードである。



筆者が写る唯一の写真。

最北端の宗谷岬
北海道に行くなら、最北端を目差したいと思うのは心情。私も一度だけ行っている。19か20かの歳の頃、だから写真が古いのである。
宗谷岬 ♪
当時はこの岬で、ダ・カーポの唄う“宗谷岬”がエンドレスで流れていた(現在も流れているようだ)。写真撮ったり、なにか食ってる間の30〜40分間だろうか、10回くらいは聞かされた。だからメロディーが頭から離れず、帰り道の脳裏には「・・・宗谷のみさき〜♪ 」。これまたエンドレス。
しかし、いい曲ですなあ。。。
曲の知名度:★

























風景だけではないのです ♪




札幌あたり。
どちらかと言えば札幌は通過する街だ。せっかく都会から抜け出して来たのに、ビルの多い街には入りたくない。しかしそんな札幌に近づけば、思わずクチずさむ唄がある・・・
サッポロい〜ちぃばん!みそら〜めん
この歌?(CMソング)は「みそら〜めん」という低音がミソだ。もうこれを唄ったらミソラーメンを食わずにはいられなくなるのである。
曲の知名度:★★★★★




馬 !
北海道には馬が多い。馬に出会うとなんだか嬉しくなって唄う・・・
走れコータロー♪
「♪ これからはじまる大レース・・・」これギターのストロークテンポがクソッ速くてね。また、バイクでもハイペースになってイカンですね。
曲の知名度:★★★★
・・・そんな時は曲を変える。
馬 ♪
吉田拓郎ですな。この歌を知ってる人はきっと少ないでしょうねえ。「♪ 馬が唄ってる・・・ “今日までそして明日から”を馬が唄ってる」の最後までクチずさめば、やはり拓郎の
今日までそして明日から ♪
この歌までつづいてしまうのである。
曲の知名度-「馬」:★
曲の知名度-「今日までそして明日から」:★★★






 広大な牧草地で馬や牛を見ていると、歌だけでなく、映画も思い出す。“遥かなる山の呼び声”・・・高倉健主演で、倍賞千恵子、渥美清、武田鉄也、そして幼き頃の吉岡秀隆etc出演。(あぶた三兄弟の)ハナ肇が泣かしてくれるんだ、これがまたぁ。
 同じく山田洋次監督の“幸せの黄色いハンカチ”、これも名作ですなあ。少なくともこの二つの作品は、北海道に行く前にぜひ見ておいたほうが良い。より感情深くなるから。。。














離 道。




苫小牧からフェリーで。
関東方面ならば、苫小牧からフェリーで帰るのが一般的だろう。まあ頑張って自走する場合もあるが、青函ファリー・高速・ガソリン代を計算すると、苫小牧〜大洗のフェリーの方が安い。
さて北海道を走って来た余韻が、まだはっきりとしているなか、苫小牧港でフェリー乗船を待つ。夕日がフェリーの白い船体をオレンジ色に染め始めている。もうこの時点でその歌は脳裏で流れている。
落 陽 (らくよう)
これも吉田拓郎。なぜか拓郎、多いですな。
「♪ 苫小牧発〜仙台ゆきフェリ〜・・・」
歌詞のようにね、できれば仙台行きフェリーに乗りたい気分だけど、そうもゆかない。
フェリーは茨城県大洗に向けて出航。波穏やかな夏の太平洋を滑るように進む。
デッキに出て、心地よい潮風にあたる・・・「とま〜こまい発〜♪」と唄いながら。。。
曲の知名度:★★★




 ・・・いかがでしたか、旅の唄“北海道”編。映像を見ながらのカラオケも悪くはないけど、この旅は目で見る現実風景で唄うのだから、贅沢このうえないですなあ。えっ、伴奏がないって? いやいやありますよぉ、風切り音とか、香り付で。それに排気音がドラムやベース代わりってとこでしょうか。あっ、できれば単気筒か2気筒のほうがリズム取りやすいかな。
 では最後にこの曲でおしまいとしましょう。そういえば、北海道のさまざまな道を走りながら唄ってたなあ・・・。
松山千春 大空と大地の中で ♪

「♪ 果て〜しない 大空と〜 広い大地のその中で〜〜〜」





ウェアだけではないんです。足元にも気を使いましょう。きっと良い旅ができます。・・・お買い上げいただけるとたいへん嬉しいですね。



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