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初体験からおこづかいまで根掘り葉掘りのアンケート応答中。 |
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さて、名にし負う天下の名刹・長谷寺である。その歴史は686年に始まり、727年には徳道上人がご本尊となる十一面観世音菩薩を祀られた。現在は真言宗豊山(ぶざん)派の総本山であり、桜や牡丹(ぼたん)、そして秋の紅葉と花の御寺でも全国に名が知られている。
ちなみに、全国に名が知られているなどと書いておきながら、長谷寺といえば鎌倉じゃないすか!? という御仁もいらっしゃると思い、長谷寺物語に触れてみよう。その通り!! 鎌倉にも長谷寺はある。開山は徳道上人であり、その意味では大和の長谷寺はお兄さんみたいなものである。
鎌倉の長谷寺にはある伝説がある。その昔、災いと祟りをもたらす巨木が巡り巡ってこの地に捨てられた。この巨木を使って作られたのが2体の十一面観音像であった。その1体は初瀬に置かれ、もう1体は伊勢から海に向かって流され、その漂着したのが鎌倉であるという。不思議な話である。これが海流の影響かなにかで戻ってきていたら、脂がのった“戻り観音”とかいったのだろうか。すみません、罰当たりでした。
なんて解説をしていたわけではないが、ふと見ると三橋さんが石段の下で県の観光課職員からアンケートを受けていらっしゃる。これがまた、サービス精神旺盛というか、馬鹿っ丁寧というか、実に事細かに応えていらっしゃる。自分は2回目だが、他は初めてで、昨日はどこで何をして、今日は土産にたんまりお金を落とす予定の上客であるとか、ないとか……。これがなにかの間違いで坂上カメラマンに聞いていたら「初めて!!」で終わっていただろうに。お目が高いですのう、観光課職員さんも。 |