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談山神社からすぐに渋滞。バイクだけなら先に進むが、ま後ろのクローゼットカーを置いてくわけにもゆかんし。 |
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この東大門は、両袖付き本瓦葺きの高麗門で1803年の建立とある。この地に鎌足公の神像が安置されたのが701年で、それから1100年後にこれだけの門が建ったのである。そして現在はさらに210年が経過。この長い時間には今以上に栄えた様子も残されており、栄枯盛衰、紆余曲折がある。そこに、新たなこじつけも生み出すのが勝ち虫の心意気である。鳥肌が立つようなこじつけは、後々ご披露しよう。
さて、門の近くには談山神社のある多武峰(とうのみね)が女人禁制であったことを示す“女人堂”という石碑もある。この門より少し下ると一の橋があり、県道37号線を北上した先に一の鳥居がある。このルートが正式な参道なのである。
前回はこの正式なルートを走り、泣きながら同じルートを帰ったのであるが、交通量も少なく、細い道という記憶ぐらいしかなかった。ところが、快適に写真を撮って、未だに太陽も真上付近にあり、せっかくだから正式な参道を下りましょうという素敵な意気込みはあっさりと暗雲立ちこめることになったのである。ほんのわずか進んだ先で、車がずらっと停まっているのだ。
いやいや、上りは混雑しても下りはまだだろう……!? 工事渋滞じゃないすか……!? デモかも知れない……!? 様々な予想が頭のなかを駆けめぐるが、勝ち虫のエンジンは停止のままである。もう、ぜんぜん動かない。待つこと約20分。飛鳥寺の4分信号が微笑ましく感じる時間であるが、動き出してみれば、なんのことはない、道が狭いだけであった。そこをバスが走るし、トラックも走るという状況では仕方がない。飛鳥寺では信号が変わるのは明日かと思ったが、ここは談山神社の参道を下るだけに、“たんざん(単純)にはいかない”……渋滞なので、お後も宜しくないようで。 |