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この伝説の話にはつづきがある。
弓には“ゆがけ”というグローブが必要だ。どんなに与一が弓の達人といえど、そう簡単に揺れる小船の扇に当たるわけがない。(横にいたネエちゃんに当たっていたら、どう伝えられたろうか)
そこで必要だったのは素晴らしくデキのよい“ゆがけ”(グローブ)。そう、与一のグローブは尾原のご先祖さまが作ったのではないかと、夫婦坂ではもっぱらのウワサである。 |
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時は12世紀後半、源氏と平家の戦いがこの屋島で起きた。
源頼朝(みなもとのよりとも)に命ぜられた源氏の大将は源義経(みなもとのよしつね)、その家来に那須与一(なすのよいち)がいた。
平家は姫を乗せた小船に扇を掲げて源氏を挑発する。そこで弓の達人 与一が、揺れる小船の扇を射落とした・・・と、ウソかマコトか言い伝えられる島が屋島である。
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