2009年4月29日 その1

 上野発の夜行列車 おりた時からぁ〜♪ 第四話のタイトルでこのフレーズとともにメロディーを口ずさんだのなら、あなたはもう立派なオヤジ、オバサンである。



 弘前のビジネスホテルで素早く朝食を済ませ、1時間ほどかっ飛んで(※スクーターレベルで)青森フェリー埠頭に到着。午前9時発のフェリーに乗る。
 青函フェリーは2000年の夏に乗って以来、9年ぶりのことだが、その時のイメージから毎時出港しているものだと思っていたら、そうではない。9時出港のあとは11時過ぎまで船はないのだ。だからなのかどうなのかは分からないが、3日前にフェリー会社のHPを覗いたら、この9時発は乗用車満車、二輪は△マークが表示されていたので予約しておいた。といっても船内にバイクはたったの4台であったが。
 青森から3時間40分。朝も早かったので昼寝(午前寝?)としゃれこもう、、、と思ったが、家族連れのガキが泣くは走り回るはでうるさくて寝られない。そんな状況でもその親は知らんぷり。電車内でもコンビニでもよくあることだが、これで良いのかニッポンの家族教育。我が家の3人の子供ら(現在社会人)、そんな状況ではゲンコツをくらわせたものだからついついグチが出てしまった。(私のガキ時代なんぞは他人様からもゲンコツあり)


この2等船室にライディングブーツ(バイク乗り)は我らのみ。なお、ちいさな靴(ガキ)が多い船室ならば、寝ることはあきらめたほうが良いだろう。


函館山、の向こうの山々は冬景色。

 青森港を出港して3時間、もうすぐ近くに函館山が見える。その先の山々の中腹以上は真っ白。あと2日で5月に入るが、北海道はまだ春真っ盛りという状況ではないようだ。
 たいした揺れもない船旅が終わり(あっ、言い忘れたが、私はめっぽう船に弱い)、函館の中心街へと向かう。目的は、なんのことはない、昼飯である。

函館市内は大好きな市電が走る。さて、どうやって右折してよいものか、、、。



函館ベイエリア
昔の倉庫街を、新たなウォーターフロント地区として観光開発化。食いたいモノ、買いたいモノがたくさんあるのです。


さて昼飯探し。海鮮丼にするか回転寿司にするか、、、。

おみやげにしたい海産物、よりどりみどり。

北見のハッカ。こないだテレビで見た。そして買った。


カミさんをカッコつけさせて撮っている前を、息子(たぶん)を乗せた地元ナンバーのCB750 K-0が通る。あいかわらずいい音だぁ。

ところで、写真のウエストバッグは弊社ペアスロープのものではなく “シンイチロウ アラカワ ”ブランド。先月、そのアトリエ(ショップではない)に行ったらカミさんが気に入って、デザイナー荒川さんから強引に購入したもの。お洒落だ。
(弊社にもバッグは豊富にある。これでは弊社製品の宣伝にはならんのです。)

“ シンイチロウ アラカワ ” のHPへ >>


マンホール、、、粋だ。



 20数年前のことだろうか。函館駅前の旅館に泊まり、宿のオバちゃんにビールを頼んだ。そしたらイカ刺しまるごと一杯とともにビールが運ばれた。「オバちゃん、イカは頼んでないよ」、たしかそう言ったら、お通しだよ、とたしか答えた。ビール+イカ刺しで300円だったと思う。“男はつらいよ”で寅さんが泊まるような古びた木造の駅前旅館、今はもうない。
 めしも食った(回転する寿司)。さて桜巡り再開。ここ函館のお目当て、五稜郭(ごりょうかく:城跡)に向かう。市電と並走して。




こんな無理な写真撮ってるより、市電に乗りたい、、、。


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