ブーツを撮り終え、玄関の脇の通路に入ると、また門がる。筆者ではその門の説明ができないので、当主サイトの言葉を引用しよう。
“主屋と店を繋ぐ門。実際には中門と呼ばれている門は二つある(ややこしい)。詳しく言うと、こちらは奥座敷へ入る門で「本宅の中門」。もう一つは「通りの中門」。後者は、さてどこにあるでしょう”
ここで意外なことに気づく。単なる酒好きの私にとっては、蔵元の社長は雲の上の存在である。下見の時や、この撮影日も幾度と話をするが、冗談などとても通じないだろうと、言葉には気を使う。でもユーモアだってある人なんだなあ、と。
その中門の通路には、牧水にまつわる品々や昔の酒造りの道具が展示してある。それを見物しているのは親父たちのみ。学生どもには興味がないようだ。
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それぞれ名称も記してあるが、それでも意味不明の道具あり。 |
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そして手先。 |
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足元も大事だが、ブレーキ・クラッチ・スロットル、そして各種スイッチまで操作する手先のグローブも、これまた大事な道具だ。ここだ、ここで撮ろう、とグローブ撮影を開始する。 |