PGL-01


この春初めてオートバイの免許をとって、このページにたどりついた人もいるでしょうし、何十年かぶりのリターンライダーとしてこのページに来られた人も・・・。では、最初はどんなグローブ選びが良いんでしょうか? 「理想的な初めてのグローブ」、探してみましょう。


1.まずグローブの種類から


 左は、弊社で3シーズングローブと呼んでいる物。右はメッシュ(サマー)グローブ。3シーズングローブとは文字通り、春・夏・秋と使えるグローブの事。メッシュグローブは、発汗の多い時期に使うグローブです(その他にインナー入りのウインターグローブがあります)。

 3シーズングローブの方が、使える期間が長く、また気温の上下にも対応しやすいものです。メッシュグローブは、標高が上がり気温が下がったときに、手の冷えなどを起こし、疲れなどの原因となります。

 まず買うべきなのは、3シーズングローブ。ただ、夏場にいっぱい汗をかくと、グローブの革を傷めやすいので、そんな時にメッシュを使っていただくといいですね。



2.素材は何がいいのですか



 左は、オイルドステア牛革を用いたPG-12。右はニュージーランド産鹿革を用いた鹿屋島。その他にはキップ牛革、カーフ牛革、馬革、和牛などを使ったモデルもあります。

 
どの素材にも一長一短がありまして、例えば鹿革はグローブに仕立てた時の装着感は最高にいいのですが、価格は高くなりますし、フッ素系などの汚れをはじく加工をしていないので、汗や汚れが染み込んだままですと、傷みが早い傾向があります。

 その点、PG-12に使う牛革は、装着感こそ鹿革には及びませんが、汗や汚れに強いですし、価格も比較的リーズナブル。

 いきなり鹿革のような高級素材を選ぶ・・・のも良いですが、まずはラフに使ってもへこたれない、牛革採用のモデルを選んでみるのがいいと思います。 


 
3.ロング・ミドル・ショート、どれがいいのですか

 

 左が、ロング丈の屋島セミロング。右がミドル丈のSG-7。ショート丈は、さらに上の写真を参考にして下さい。丈が長くなるほど、ジャケットの袖口をしっかりと覆うことができます。
 袖口からの風は、ロングになるほど少なくなるのですが、ショートグローブのような軽快感は薄れます。

 まずは、お手持ちのライディングジャケットとの相性を考えるのが肝心です。ミドル丈は、ロングとショート両方の良いところを兼ね備えていて、売れ筋にはなっているのですが、ジャケットの袖口が厚手だと、十分に覆えない場合もあります。




というわけで、作り手が考える理想の最初のグローブとは・・・

 最初は、やはりオイルドステア牛革を使ったベーシックなモデルを選んでもらいたいです。柔らかくて頑丈ですし、メンテナンスも容易。それでいて、価格もお手頃です。
 それから、季節に応じてメッシュやウインターも使ってもらいたいですね。
 牛革では物足りなく感じたら、プレミアム素材の鹿や和牛をぜひ試して下さい。

 グローブは、他社の製品などいろんな選択肢があるでしょうが、基本的には、丈夫ないい革を全面に使ったものがいいと考えています。繊維や合皮を使ったグローブもありますが、安全という観点から考えると、弊社では十分ではないと考えます。(仮にカーボンのナックルガードが付いていても・・・いったいそれをどこにぶつけるんでしょうか???)。

  
最初のグローブとしてオススメなのは
PG-12(左)とSG-7(右)




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