文:三橋弘行 写真:坂上修造 取材日:2015年4月6・7日
[ モーターサイクリスト誌連載 第6湯 ]




天草、正確に言えば天草諸島は、有明海と八代海、そして玄界灘に囲まれた大小110もの島々からなり、主な島へは橋が架けられている。そんな天草を綺麗なお嬢さんと走るのは気持ちがいい。不幸にも野郎同士であっても、その風景には癒やされること間違いない。
弓ヶ浜温泉 湯楽亭は、九州の陸地から橋を渡った次の島、上天草市にある。海岸から300mほど離れているので、宿から海は見えない。しかしたっぷりと海沿いを走ってきたので、それで十分に満足である。



食材はもちろん新鮮な海の幸。しかも豪快な盛り付け。写真は取材スタッフ4名分の刺身だが、とても食べきれない。なので残した刺身は翌朝に“漬け”にしていただくが、これがまた旨い(その為だろうか、鮮度が落ちにくいように、氷の上に盛り付けられているのは)。とにかく魚好きにはたまらない食事だ。
そしてこれらの食材の旨さを、さらに引き立てているのが、自家製の無農薬米。手間は掛かるが「これがいちばん、よかですばい!」と、でっかいカラダの主人は言う。



なんといっても「洞窟風呂」のインパクトが大きい。湯楽亭には、茶褐色系の「赤湯」と無色透明の「白湯」との二つの源泉があり、洞窟風呂には赤湯が注がれる。
洞窟は家族が中心となって掘ったもので、長さは33m。以前は混浴だったが、男どもの悪さがたたり、現在は中央で仕切りがある男女別。男は残念、女性は安心して浸かれる幻想的な湯船である。
なお、右下の写真は筆者、そして筋肉質なカラダでニタッと笑っているのが宿の主人。フレンドリーな人柄だ。

[ 湯楽亭の湯]
白湯:ナトリウム-炭酸水素塩泉 ペーハー7.5 弱アルカリ性
赤湯:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 ペーハー6.8 中性
湧出湯温:白湯33.5℃ 赤湯47℃
総湧出量:167リットル/分 掘削ポンプ式 自家源泉
加温:白湯(赤湯は冬期のみ) 加水なし 源泉掛け流し
浴室:内湯x4(男女別) 洞窟露天(男女別)
※炭酸水素含有量は日本最大クラス



幻想的な湯と、存分に海の幸が楽しめる宿。安価な素泊まりプランもあるが、やはり食事付きのプランがぜったいお薦め。

料金は一人¥13,110〜¥23,910(2名1室諸税込)とタイプ別にあり。(基本プランの¥15,270で十分満足) ※素泊まりプランは一人¥4,980
客室:16
日帰り入浴:¥500 10:00〜20:00(変更あり)



左からタモンちゃん、主人、筆者、女将さん
湯も食も特徴あるが、まあ、なんと言いましょうか、主人が明るく楽しい。女将さんもまたしかり。
そういえば取材初日は夜の到着で、いっしょに近くの居酒屋に(女将さんに怒られてましたなあ)。そして温泉に浸かっていると、太いカラダの主人も入ってきて、ガハハッと笑いながら温泉話を聞かせてもらった。九州熊本に行く機会があったら、ぜひまた訪れたい、いろんな意味で癒やされる温泉宿である。









湯楽亭 公式HP >>

若い頃はバイクに乗っていた主人だから、バイク乗りには理解がある。「バイク用の屋根付き駐輪場を作らんといかんばい」と言ってたので、余裕ができたら頼みますね。


さて、
主人が薦める次の宿は・・・熊本県の 
旅館山河


<< 戻る