2011年8月11日

暑〜〜〜い東京脱出。

 8月11日、暑さを避けて朝6時に自宅を出ようと思ったが起きられず9時に出発。バイクはどちらも2気筒のスポーツスター1200とW650をチョイス、カミさんとの二人旅だ。ちなみにカミさんは、トンボにはまったく興味なしである。
渋滞の東京“環七”にて。

 天気予報では埼玉県中部が39度を予想していたので、そこを通る関越自動車道を避け、中央高速で清里・野辺山を経由して長野県佐久市に向かう。が、高速に入ってまもなく、30km以上の断続渋滞でうんざり。

 そこはもちろんすり抜けで通過するが、クルマといっしょに渋滞を楽しんでいる?二人乗りのリッターバイクを追い越す。おそらく渋滞を抜けるのにはあと1時間は掛かるだろう。そして高速道路上の気温は40度くらいにはなっているだろう。大丈夫だろうか、熱中症になりはしないだろうか、きっと私なら暑さで倒れるだろうなあ・・・よけいな心配をしながらカミさんとの2台はすり抜け運転。

 中央高速 長坂ICで降り、清里に向かう長い上り坂を2台の2気筒が心地よい音色で走る。標高も1000m超となれば、これまた涼しい。トンネルに入れば冷蔵庫の中のようだ。 



ハイブリッド列車が走るJR小海線。野辺山、JR最高所の踏み切りにて、
野辺山にて八ヶ岳連峰をバックに。




トンボ撮りよりバイク撮りのほうがずいぶんと楽に思える。

毎度昼飯は野辺山の“志奈野(しなの)”

石焼くんたんラーメン、1,160円也。
佐久に入れば必ず寄る“やまぐち”。ここの馬刺しはほんとうに旨いのだ。 「ロースがお好みだったよねえ」おばちゃんはいつも笑顔だ。・・・やまぐちHPは こちらへ >>









トンボ撮り開始。


 佐久の“あさま工房”に到着。さっそく工房責任者(カミさんの弟)にトンボ情報を聞く。
 「トンボなんか気にしてなかったからねえ、さてどこにヤンマが飛んでるかなあ・・・」 仕事では頼りになるが、トンボ情報は頼りにならん。
 私は毎年夏にやって来ると、川で魚獲りをする。その最中にオニヤンマやギンヤンマを目撃しているのだ。川にいれば、きっとヤツらはやってくるだろう。まずは昨年見た実績のある川に移動する。もちろん一人で。カミさんがついて来るわけがない。実家で昼寝だろう。

「おっ!」、オニヤンマのようだ。やっぱね、いるんだな、ここには。さっそくカメラに70〜200mm望遠ズームレンズをつけて、ヤツを狙う・・・・・。

とらえたが、みじめなくらいボケボケ。 真ん中に入ってくれず左下にかろうじて。


 結論もなにもない。とにかく失敗。だってねえ、速すぎるんだよヤツはねえ。何十回シャッターを切ってもダメだった。ま、昨日の小池でそんな予測はついていたのだが、想像以上にスピードが速いのだ。
 やがてオニヤンマみたいなの(ピントが合ってないので確認できず)はどこかに飛んでいった。じゃあ、次行こうか。


 やってきたのは日本で2箇所しかない星型の城跡“五稜郭(ごりょうかく)の龍岡城”。とはいえ有名なのは函館の五稜郭のほうだけど。
 この龍岡城の中には小学校があり、それはカミさん兄弟の出身校でもある。だから門の前にデンッとバイクを止めても怒られない(ような気がする)。
 ここでふたたびカメラをセットし、星型のお堀でヤツらを待ち構える。よ〜し、この水草のない水面上なら好条件、いつでも来なさい・・・来た! すぐに来やがったぁ。

オニヤンマか? いやシッポが水色と黒のツートンだ。なんなんだこのトンボは・・・ボケてなけりゃなあ。 よしゲット!と思ったらピンが合っていたのは後ろのコシアキトンボのほう。ジャマなヤツだ。


 撮影条件のいい場所なのにウデがなければどうしようもない。やはりそう易々とは撮らせてもらえないようだ。しかしここであきらめてはいけない。重いカメラは腕を疲れさせてはいるが、とにかくねばる。
 
 何度も挑戦していたら、石垣の向こうからオニヤンマ(みたいなの)が飛んできた。すかさずパシャパシャパシャ(連写)。


お堀の角を旋回して飛んでくる。 水面ギリギリをノンビリ水平飛行。チャンス!

[本日の成果-1]
シャッター速度:1600、絞り:6.3、ISO:1250

 多少ピントが外れているけど、ついにとらえたオニヤンマ。ん?、これオニヤンマか?。前日、東京でネットのトンボ図鑑を見ていた記憶だけなのだが自信がない。
 しかしねえ、難しいのは分かっちゃいるけど、もう少しピンが合わないものなのかねえ。セミなら簡単に撮れるのだが、、、。






今日は惨敗かな。

 城跡のお堀で、行ったり来たりしていたオニヤンマ?もどこかへ飛んでいってしまった。

 ここで50カットくらいは撮っただろうか。しかしズバピン(ズバリのピント)は残念ながら1枚もない。自分の反射神経を疑いたくなる。
 しかしまだトンボ撮り2日目。坂上カメラマンは言っていた・・・「簡単に撮れないんじゃないのぉ?」。そう、簡単ではなかった。ならばもういちど飛んでいる赤トンボで練習だ。






 それにしても、止まっているトンボは望遠レンズのおかげで、いろんな角度からどうにでも撮れる。でも満足ゆかない。やはり飛んでるオニヤンマやギンヤンマの魅力にはかなわないんだなあ。。。


[本日の成果-2] ・・・トンボじゃないけど。

 心なしか元気のないW650の排気音を響かせ、田んぼでカカシに見送られながらカミさんの実家に戻る。今夜はあの旨い馬刺しを食って、体力つけて、明日のトンボ撮りに備えよう。

 しかしナンですなあ、、、こんなことしてメシのタネになるんですかなあ。なるわけないことは分かっちゃいるけど、毎度バカバカしいことを本気でやると、結果的にいい勉強になっているんですなあ。“トンボ撮り”がタメになるかは分からないけど。。。

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