京都駅31番線、ここから特急「はしだて」に乗車し、山陰本線の福知山で京都丹後鉄道に入り、目的地の天橋立(あまのはしだて)に。東京から4時間半かけて向かった目的は、ペアスロープオリジナルの生地を作る織り元を見学する為。
 ・・・と言うのは初回で、その翌月にも同じルートで向かった。しかし同じ電車ではなく、魅力的なディーゼル車両で。





丹鉄を満喫。

 京都丹後鉄道、通称「丹鉄」は、京都府北部の風情ある日本海側を走る私鉄だ。目的地へは天橋立を下車し、タクシーで15分ほどの小さな街、与謝野町。ここは昔からの伝統的織物「丹後ちりめん」の産地。ちりめんはシボのある高級絹織物のことだが、近年はその技法で、絹以外の糸でも生地が作られている。それが弊社発注のオリジナル「丹後橋立織り」である。

 今、まさに織られている、織り元の製作現場をご案内する前に、余計なお世話であろうが、鉄道話しを少々せねばなるまい。

 丹鉄にはさまざまな車両があるが、なかでも魅力の列車が「丹後の海」だ。ロイヤルブルーのボディーに金色で描かれた意匠、内装も特筆もので木に囲まれた空間がとても優雅。これは私が尊敬するデザイナー、水戸岡鋭治(みとおかえいじ)氏の手によるものだ。




「丹後の海」、天橋立駅に到着。




日本三景、天橋立。

 あれま、多聞恵美(たもんめぐみ)お嬢さんではないか。これから天橋立名物「股のぞき」を始めようとするところですな。あっ、ごめんごめん、スッピンだったね。アップで撮るなってか。私といっしょのときは毎度スッピンだけど、ノーメイクでも十分綺麗ですよ。

 通称モンちゃん。彼女も「丹後の海」に乗車し、織り元見学に同行していた。その理由は、織り元で織られている生地を実際に見て、後日その生地で作るウエアを自身で着て弊社カタログ&サイト撮影にいどむこと。今どきおりません。そこまでするモデルさんはね。
 撮影は2か月後の予定だ。さぞかし似合うのだろうなあ「天橋立織り」のウエアが。今から待ち遠しいですぞ。

ここではおなじみのシーン。 上りはケーブルカー、下りはリフトを選択。


外海と湾がつながる天橋立の水路。潮流は速い。 遊覧船もあり。


 モンちゃんはこの辺りの地域に詳しい。関西出身だから、というよりは、枻(えい)出版の二輪誌「バイクジン」で旅ページの担当をしているから。その連載は2017年4月号で106回目だというから長寿だ。そのためだろうか、この天橋立ではガイドもしてくれる。
「天橋立って、どうしてこの地形になったか、知ってる?」
 「知らん」
「それはねえ・・・」
 「なるほどぉ」
「『三人寄れば文殊の知恵』って言葉、ここ文殊の智恩寺(ちおんじ)が発祥の地ですよ」
「これが知恵の輪の石灯篭ですよ。ここをくぐると文殊の知恵を授かるそうですよ」

 しかしよくしゃべる。そうえば、マイクパフォーマンスのMCが本業だったかな。


「3人寄れば・・・」の智恩寺。 鉄道なら私のほうがはるかに詳しいのだが・・・



 天橋立観光もほどほどにして、そろそろ織り元さんに向かおう。そしてペアスロープオリジナルの生地、それが織られている姿をこの目で見ようではないか。
 ・・・与謝野町へ。


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