2014年3月30日更新

本当の最初のデザイン画。寝ぼけながらの走り書き故、乱筆ご容赦を・・・。(恥!)

よし、私が作るなら小物だな。このガマグチよりも小さなサイズで、それでいて毎日持ち歩いていても邪魔にならなくて・・・そうやなあ、この柄ゆきも活かしたいしなぁ。考えれば考える程にうまくまとまらない日々。
そんな折、とある寝入り前に閃いたのです。そうや!絞りの花が開いた一輪をデザインにしたらええんちゃうか!と。そうして寝ぼけ頭でよたよたと筆を走らせたのが上記のデザイン画でした。そして絞り染めに咲いた花、特に “花しぼり” から連想したのが、五百円玉。 ちょうどええサイズやん、五百円玉が入れば緊急事態の御守りの役目もさせられるし!そうやそうや!!ええわこれ!と原案が完成。

実はこの五百円玉を忍ばせるというアイデアは、母のお着物の先生が私に下さった手編みのコインケースから頂いたものです。ちょうどコインがぴったり収まるサイズのそれはまん丸でとても可愛らしいのです。
そして koganemochi という名前は、幼少期に祖母からもらったお小遣いから名付けました。
神戸の市場に店を構えていた祖母は私たち孫が遊びに来るといつも五百円玉をくれ、私はそれを握りしめ同じ市場内にある駄菓子屋まで走ったものでした。子供にとってそれは大金も大金。反抗期を迎え、いつでも顔をあわす度に幼少の頃と変わらない五百円をくれる祖母を罰当たりながら敬遠したこともありましたが、私の五百円玉に対する偏愛的ともいえる愛着は祖母との思い出に由縁しているのは間違いないようなのです。
「ちょっとお金持ってるでぇ」というジョークとともに、大金持ちなんてならなくて良い、今の生活にいつも感謝ができる自分でありたいなぁという自分への引き締めと。そして、このキーホルダーを手にして下さった方がちょっといい自分、ちょっと贅沢なものを身につけた時のような余裕やゆとりを持てる、そんなステータスアイテムにもして貰えたらええなぁと思っています。
・・・なんか偉そうな事ばっかり言ってもて、これ、後から読んだら恥ずかしそうやなあ。。。


五百円玉が1枚、すっぽりと。


まず落ちないはずですが万一紛失があっても保証は致しかねますので・・・予めご容赦くださいませ。

隠し500円玉キーホルダー。トンボ印伝は男性向けに製作。


バッグのアクセサリーにも。使い方はオーナー様のご自由に。


上記は第2試作品、販売品は他に数種あり。オーリングがBタイプ(左)、ナスカンがAタイプ(右)。
※バイクにはBタイプが使いやすいです(各種にA・Bタイプあり)。
価格:¥2,500(税別)

鹿革のしぼり染めを中心に数点。そして男性の方にもお持ち頂きやすい、しぼり染めと同じく日本の伝統技法である印伝(いんでん:鹿革にうるし塗り)を使ったもの数点ご用意致します。金具部分の仕様や面地と裏地の色の組み合わせなどは画像のサンプルアイテムから若干の変更が加わる可能性があります。

ご自宅の鍵に付けてキーホルダーに。バイクや車などの愛車のキーに着け旅先へもいつもご一緒に。また男性のビジネスバッグやご婦人のファッションバッグのアクセントに。お子さんの御守りに・・・。中に大吉のおみくじや肌身離さず持ち歩きたい手紙等を折り畳んで仕舞っておくのも素敵かもしれません。

多聞倶楽部の第一作 “Koganemochiホルダー”。どうぞご自分用に、そして贈答品としてもきっと喜んでいただけることかと存じます。ご愛顧の程、宜しくお頼み申し上げます。
多聞恵美


ペアスロープイベントでは着物姿でご案内いたします。


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